今日の文学史の授業は、学生によるプレゼンテーションだった。

課題は夏目漱石『夢十夜』だ。


なかなか一つ一つの章の意味が掴み取りにくく、全体像も見えにくい本書。

タイ語に翻訳されてるとはいえ、学生は苦戦、読みにくかったようだ。


発表は1人の学生にしてもらう。



時間は、30分以上に及ぶ。


それから、質問タイムである。

あらかじめ、全員、その本を読んでくることが条件となっているので、質問が多く、非常に充実した時間となった。


来週は『三四郎』に『こころ』。

要は、夏目漱石ウィークといえよう。




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ワット・パンサオ。

仏塔会議場を抜けて、本堂内に入る。


僕はときどき、寺社にお参りをする。

寺院で静かに過ごすと、気持ちが清めらるので、好きな時間なのである。


本堂内の仏像はなんとも神々しかった。





静かに手を合わせて、家族全員の健康と平穏無事を祈る。


そして、しばらくボーと、仏像を眺める。

仏像を前にして、自分と向き合う時間。

寺の時間は、静かで、豊かだ。


特にこのワット・パンサオは人がいないからおすすめである。


参拝を終えて、外に出たら、ふてぶてしい顔したわんちゃんがいた。



なんか腹たつけど、とても可愛い。



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スタバの帰り道、ぶらぶらと歩き、ワット・パンサオ寺を通った。

仏塔が美しく、素晴らしい。

斜陽があたって、物悲しくも、力強い。


そして、僧侶や近所の人々が、仏塔周りの緑に水を与えたり、談笑したりしていた。



タイにいると、時々イライラしたりすることもある。

でも、こんな感じの景色を見るとなんだかホッとするものである。


仏塔会議。

タイらしいではないか。


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木曜日はマイナーの学生に、日本語を教えている。

ところが、昨日は休む学生が目立った。

普段は休む人なんてあまりいないのに、である。


聞くところによると、他学部の先生によっては、新型肺炎のことを懸念して休講にしたり、あるいはオンラインでの授業に切り替えているらしい。


まあ、僕は賛成だ。

何千人という学生が集まる大学。

正直、ちょっと危ないと思う。


今、大学側も経過を見ているらしい。

おそらく、これ以上チェンマイでの新型肺炎の拡大が生じた場合は、きっと措置を取ることだろう。


もし休講ともなると、補講をすることになるので逆に大変なのだが、健康のため。

健康や安全を第一にしなくてはならないのは、当然といえよう。


これ以上の感染者が増えないことを希望している。




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先日、学内スピーチコンテストが行われた。

学生は、11月くらいから原稿を作り始めて、練習をし、本番に臨む。


まあ、僕の見ていた学生の中の1人は、2週間前に原稿が終了、なんて子もいた。

それでもなんとか無事に終えた。


スピーチコンテストは見ているこっちがハラハラする。

頭の中が真っ白になるって子はよくいるものだ。

そうすると、「頑張れー」とか、つい言いたくなる。


みなさん、今年もおつかれさま。

数人かは来月の北タイ全土のスピーチコンテストに出場する。

その子たちは、もっと練習を積んで、頑張ってほしいものである。




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今日、ちらっと聞いた話が癇に障った。


ある学生が先生に質問した。

しかし、それに対して全く答えようとせず、なんとも冷たいメッセージだけを送る教員。


質問には答えない。

言い方もひどく冷たい。


なんとも、信じられない話だ。

その学生も今後、質問しにくくなるだろう。


教員は、学生にきちんと教えないといけない義務がある。

教員が飯食えているのも、学生たちが「勉強したいから」と、学費を払ってくれているからに他ならない。

教員は全身全霊を傾けて、学生に教えなくてはならないのだ。


それなのにバカみたいに偉そうな文面で、冷たく、しかも答えない。

何を勘違いしてるんだろうか、と思う。


さらに以前に聞いた話だと、4時間の授業にも関わらず、平気で1時間だけで切り上げて、「あとは自習」とかもザラらしい。

特に授業時間以外でも何かを指導する訳ではないし。

要は、真面目に勉強したい学生にとっては、学費泥棒以外の何者でもないだろう。



最後に、その学生に言いたい。

「何もあなたは悪くない!悪いのはその教員だから、気にするなー」


ちなみに、僕の勤めるチェンマイ大学の教員でないことだけ、付言しておきたい。

(本当はこれ以上学費泥棒される学生を増やさないために、名前を書いてしまいたいくらいだが、日本語で書いても相手は読めないし、やめておこう)


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毎週木曜日、チェンマイ旧市街にあるアイリッシュパブ UN Irish Pub & Restaurant では、西洋人たちによるクイズ大会が行われる。

友人に誘われたので、ちょっと行ってみることにした。



会場は2階。



パブっぽいなあー、と見渡す。


友人を見つけると、彼はすでにビールを飲んでいた。

もう1人、チームメイトの博学なおっちゃんも飲んでいた。

僕はこのチームに3人目として加わったのである。


さて、クイズ大会はチーム戦で、多い時で20チームほど、平均で10チームくらいが参加するのだという。

ゲーム常連者が毎週持ち回りで、クイズの出題を担当している。

一般常識問題から、音楽系、食べ物系など、様々なジャンルがあり、そのジャンルごとに12問の問題が用意されている。


夜8時半。クイズが始まった。

会場は盛り上がっている。


しかし、はっきり言おう。

僕には、問題の意味がわからない。

答えを見ても、その単語の意味がわからない。


完全なネイティブしかいない空間の中で、英語のおぼつかない日本人。

クイズ自体難しくて、西洋人たちでさえ苦戦している。

僕はその苦戦の前段階だ。

「あー、そうか」

とか言ってる西洋人に混ざって、1人は

「どういう意味だ?」

となっているのである。


ということで、全く戦力にならない僕は、ただただ見ていた。

いや、飲んでいた。



2時間弱のクイズ大会。

わいわいと大盛り上がりである。

そして、今回の参加チーム数は13チームだったが、僕が入れてもらったチームは見事に2位。




すごいなあ、と感心しっぱなしであった。


そのあと、1階で友人とおっちゃんと少し飲む。

久しぶりのビアラオだ。




「これからも、こいよ」

2人に言われた。


うーん、いいけど、僕がチームにいることの意味は全くないであろう。

でも、せっかくなので行ってみようかなと思っている。

隔週くらいで。




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ドイステープ山霞む、PM2.5の毎日。


ツマゴマも喉を痛めて、それから風邪をひいた。

1週間くらい寝込んだのだ。


「暇なんだよー」

「もう、飽きたんだよー」

「もう、寝られないんだよー」

そう言いながら、頑張って寝まくり、自力で治した。

今日はだいぶ良さそうにしている。

とりあえず、一安心である。


が、代わりに僕がどうも調子悪い。

軽く咳が出るし、何より体がだるい。悪寒もある。


「あー、もうだめだ。熱があるかも」

何かあると、すぐに僕はそのセリフを言う。

だから、ツマゴマも慣れっこ。ちょいっと触る。


「いや、ド平熱だよ」

そう言われると安心して、体が少し楽になる。

あくまでも気持ち負けしやすいのが、僕の体の特徴だ。


それにしても、PM2.5はもちろん、今は世界的に新型コロナウイルスが拡大しはじめ、人類は大きな危機を受けている。

喘息の僕は、もしこれらにかかったらかなり危ない。


ということで、できることをしっかりする。

マスクと手洗い。

運動、ヨガ、そして睡眠。

よし、もう10時。寝よう。




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朝、歩いていると視線を感じた。



あら、可愛らしいピンクの服着せられて。

何をしているのかな。


それにしても、妙に眼光鋭い。




近くに寄っても、やはり鋭い。

「なんだい?」

そう聞いて、少し寄った。


「にゃー」

猫は鳴いて、頭をもたげた。




別に、ガンを飛ばしていた訳ではないようだ。


朝日を浴びて、日向ぼっこ。

なんとも可愛らしい猫で、僕が去った後、猫に向かってきゃっきゃと騒いでいる後ろの人たちの声が聞こえた。

人気者らしい。


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ニマンのスタバに、初めて入った。

ここはよかった。


雰囲気もそうだが、何よりドリップのコーヒーを出してくれたのだ。




コロンビアの豆を選び、カウンターで待つ。



店員さんが、じっくりとコーヒーを作ってくれるのを待つのは、気分がいい。



出来上がったコーヒをすすりながら、作業をする。

今日は卒業式だから学校には行けなかったが、たまにはこうしてカフェで仕事もいいものだ。


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家に植物を置いてからちょうど1年が経った。

「キアオ(緑)」と名付けられた我が家の家族は、スクスクと伸びて、葉の数もだいぶ増えたものである。


「1年経ったら、肥料を起き始めてください」

買った時にそう言われていたので、カムティエン植木市場へ行った。

キアオ(緑)の購入店へいって、木の学名を聞こうと思ったが、売る人がいなかった。

そういえば、去年もいなくて、その売り場に書いてある番号に電話したっけな。

仕方なく違う店で、肥料だけ購入。

ということで、いまだに学名がわからないのである。


それはさておき、帰宅後、

「ごはんですよ」

そう言って、キアオに肥料をあげた。


肥料の色。



なぜ青なのかよくわからない。

でも、残った分の肥料を瓶に入れたら、ちょっとおしゃれになった。


これが肥料だと思う人は、なかなかいまい。




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今日は学校が休みだ。

いや、正確に言えば、卒業式だから授業ができないということだ。

学校で作業ができないので、近くのカフェにむかう。


ニマンヘミン通り。

誰もいない。

いつもは賑わいを見せる通りに、車一つ走っていない様は、不思議だ。


交通規制である。

王室やVIPなど、特別車が通るのであろう。

チェンマイ大に向かうに違いない。


すると、しばらくして警察車両や高級車などがニマンを走り抜けていった。

何十台も、ぶっ飛ばしている。



ビュンビュンと、目の前を通り過ぎていった。


タイの大学の卒業式は大掛かりだなあと、毎年思う。

式では、何時間も何時間も、一人一人が卒業証書を受け取る。

その間、教員も黙ってみていなくてはならないという。

無論、パソコンで作業しながらなんてわけにはいかないし、トイレでさえもままならないという話を聞いたことがある。

僕は未経験だが、本当に大変そうなのである。


あ、卒業生の皆さんは、おめでとう。




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チェンマイ大学は明日、卒業式が行われる。

街は卒業生で溢れている。


学科の卒業生も、久しぶりに大学に帰ってきた。

仕事をしている卒業生。職を探している卒業生。ゆっくりしている卒業生。

いろいろだが、皆元気そうである。

中には日本から卒業式のためにきた学生もいた。





「おかえり、先輩」

Home Comingパーティーが行われた。


後輩や先生方が集まって、皆で食事をとる。

そして、それぞれの学年が芸をしたりして、先輩の帰りを喜び、卒業を祝う。




大学生たちは、ラップノーン(新入生歓迎儀礼)から始まって、繋がりが強い。

まあ、もちろん内部はそれぞれ事情があるだろうが、こうして集まってわいわいやることが多いのである。


「卒業生、おめでとう。体に気をつけて、次に会うときも堂々と『ただいま』と帰ってこれるよう、日々楽しく一生懸命生きてください」

そう思うのである。



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