年末、高校の同級生と会った。


母校のすぐ近くにあった善福寺公園(学校は移転し、かつての校舎はマンションに変わってしまった)。

そこで、自転車で待ち合わせ、合流した。

「おう」

3年ぶりとは思えないほど素中の素で挨拶を交わし、そのまま自転車をこいて、西荻のパン屋へ向かった。


いくつかのパンとコーヒーを買って公園に戻り、池のほとりで食べた。

あーだこーだとしゃべって、寒くなってきたら歩く。

疲れたら一休みして、また体が冷えたら歩く…


気がつけば5時間近くたち、日は暮れかかろうとしていた。

日が落ちる前にと、自転車を走らせた。

「不思議なもんだ」

友人は別れ際、そうつぶやいた。


「じゃ、また」

学生時代みたいに別れた。


かつての通学路。

中学・高校時代は、毎日、片道40分このあたりをこいでいた。

12月夕暮れの道の景色は、なんだかあまり変わっていないようにも感じた。

でも、どうやら僕も友達も、あの頃から20年以上も年を取り、生活も変わったようだ。

「不思議なもんだ」

確かにそんな気がしてきた。


<関連記事>
竹工芸家の友人との約束から
膝はずし
一周忌、いつもと同じ帰り道。
「できればもう一度、一緒に酒を呑みたいもんだなぁ」って。
Google Chromeのダークモードを試す。そういえば昔はブログも黒かった。

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。






12月いっぱい、正月明けまで、日本で過ごした。


世界は偏見や分断が進んで、世知辛いように思えてならない。

でも家族や友達、お世話になっている先生方、皆さんにあたたかく迎えてもらった。

とても、ありがたい。


「自分の周りの人たちと、生活を大切にしていかないと!」

これまで何度も日本に一時帰国したが、今回ほどそう思ったことはなかった。

みなさん、ありがとう。そして、今年も飛躍の年に!


<関連記事>
幼馴染が40才か。
幼馴染と腱鞘炎。
いつの日にか、また。
膝はずし
食事前、制作者の友人を思い浮かべ、酔う。

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。