学生の卒論発表。昔、先生に大激怒されたゼミ時代を思い出す。
今日は卒論発表。
学生が後期の時間を使って書いた成果を、先生達で審査する。
まあ、発表の内容はさておこう。
学生を見てると、僕が卒論を書いていたころを思い出す。
もう20年近く前のことだ。
僕が所属していた史学科の日本近世史ゼミでは、2年生の時からゼミで散々発表をさせられた。
ゼミは厳しく、卒業論文は原稿用紙100枚以上だったので、それくらいからやっておかないと間に合わなかったのだ。
(しかも卒論は、なぜか手書きが条件。いまだにあの条件の意味はわからない)
発表では、先輩や友達から意見をもらった。
先生には思いっきり怒られた。
今でも先生は語る。
「後にも先にも、俺が一番怒鳴りつけたのは、若曽根の2年の時の発表だったな」
と。
僕の周りの友達も、「あの時の先生の激怒っぷりは背筋が凍った」と語る。
まあ、あそこまで先生が怒ったのは、プロとして当然だったといえよう。
それほど、僕は研究ってものがわかってなかったのだ。
あれから20年。
縁があって、今は自分が学生を見る立場になっている。
それでも基本、全然成長していない。
研究もまだまだ中途半端。
毎日、反省しっぱなしだ。
だから、先生のように激怒するほどに、自分の考えに自信もない。(別に激怒したい訳ではない。笑)
早く先生のようにプロの研究者として堂々と教示できるよう、日々精進しなければならない。
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