facebookのページで、「新型コロナ休講で、大学教員は何をすべきかについて知恵と情報を共有するグループ」がある。

グループ内では、色々な大学の先生方の情報や意見が飛び交っている。


今や1万7千人を超えるメンバー数。

皆、試行錯誤してオンラインでのより良い授業を目指していることがわかる。




わりと近所にあるチェンマイ・ラーンナー病院(Lanna Hospital)。

勤務先の指定病院にもなっていて、僕もかつて喘息の発作の時にお世話になったことがある。


で、この病院では新型コロナウイルス対策として、ドライブスルーによるPCR検査が始まったようだ。

車に乗ったまま(バイクもOKかな?)検体を採取して行われるということで、安心。

検査の結果は24時間以内に、E-MAILやLINEで知らせていただけるそうだ。

検査を希望する方は…




チェンマイ大学は新型コロナウイルスの影響を受けて、学生を支援するために2億5,000万バーツの基金を立てたそうだ。

同時に、大学の授業料と寮費の値下げもするという。


自分が勤務させてもらっていてなんだけど、すごいねえ。

世界的危機、不安な状況が続く中で、学生が少しでも安心して学業が続けられるようにと決断した大学、そして学長。

素晴らしいと思う。





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チェンマイ。

PM2.5被害は少しずつおさまり、最近は空気がよくなってきた。(多少だが)


しかも、今日は夕方、恵みの雨が降った。(これも多少)


雨がやんでから、買い物に出かける。

道が濡れていて、夏の雨上がりのコンクリートの匂いがする。



濡れたラーチャプルック(ゴールデンシャワー)も、趣深い。



イチョウ散る道を連想させる眺めは、秋冬好きの僕にはたまらない。



雨上がりにのぞいた青空にも嬉しくなった。



ちょっとしたことではあるが、喜びを感じながら、おかげさまで日々無事、丁寧に過ごしている。


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今日は、2019年度の後期授業最終日だった。

ラスト1ヶ月弱はオンラインによる授業で、みんなと直に顔を合わすことができなかったのは残念だったが、無事に2019年度が終わったのである。


最終日は、3年生の文学史の授業だった。

みな、真面目で愉快な学生たちだった。


授業では、様々な文学作品について、学生にプレゼンテーションをしてもらった。

夏目漱石に谷崎潤一郎、芥川龍之介、太宰治、野坂昭如、村上春樹、宮崎駿…。

どれも面白かった。


皆、自分が発表する以外の本もきちんと読んで、あらかじめ質問を用意していた。

思わぬ視点からの質問があった。

発表後のディスカッションも、するどい考え方をする学生が多く、僕も勉強になった。


全ての授業を終えて、最後はみんなでオンライン越しの集合写真。




実際に会えなかったのは寂しい限りだが、仕方ない。



こうして、2019年度の授業はおわった。

とはいえ、実はまだ来週も江戸の文化史の授業は行う。

それにこの文学史の授業も、週に一回、映画を一緒に見たり、なんらかの読書会をする予定だ。(強制ではない)

とりあえず、あさって日曜日には、「天空の城ラピュタ」を見る予定。


ただ、そうとはわかっていても、なかなかみんなオンラインから出ようとしない。

やはり、一区切りつくということは、名残惜しいと言うのである。

僕も寂しい気持ちだった。


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タイでは3日以降、夜10時から朝4時まで外出禁止となった。

ということで、昨日の夜は異様な静けさだった。


車一台通らない、夜道。

見たことのない景色だ。




静寂は、深い睡眠をもたらした。

物忌み的状況にあっている。


夜はゆっくりと休んで寝る。

人間生活の根源的で当たり前のところに立ち返り、こもっている。



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新型コロナウイルスによって、突如として、社会的なつながりに仕切りを作らざる得なくなった僕たち。

一緒に暮らす家族は、もちろん日常的につながりあうことができてるし、支え合っていける。

本当に家族の存在はありがたい。

頑張っていこう!僕もしっかりとしよう!という気になる。


ただ、家族以外の人々とつながりあうことができるのは、オンラインのみ。

この状況、割と精神的にこたえる。

毎日、人と人が何気なくつながりあっていることは、極めて大切なことなんだ、と知る。



昨日は夜9時に、学生とzoomで集まり、授業で使う映画を同時に鑑賞した。

ホストの僕がDVDを流して、その画面を共有、皆でいっせいに見るのだ。


2時間映画をみて、そのあとはあーだ、こーだと話す。

別に授業の話、真面目な話だけではない。

むしろ、なんでもないことを皆がワイワイと話している。

ただ、漠然とした不安を皆が抱えている気がした。

僕は、眠気まなこでボーと聞いたり、話の中に入ったりする。


そろそろ寝るかとなったのは、夜中の1時。

「おやすみー」

そう言って、皆がスイッチを切った。


些細なことかもしれないけど、こんな風に少しでもつながり合うことが、精神の安定になる。

ふさぎ込んでいては、終わりの見えない状況に押しつぶされそうになるのだ。


来週いっぱいで後期の授業も終わる。

でも、学生の希望で、後期終了後もこうしてzoomで集まり、授業をしたり、なんらかの作品をみんなで一緒に見て、おしゃべりしようということになった。

授業準備をする必要があるが、学生が望むならぜひしたい。

皆、先の見えない不安とストレスに、向き合っている。



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オンライン授業になって、早いものでもう2週間以上。

チェンマイ大学は、教員のためにzoomのプロ版を一括購入してくれた。


zoomの無料版は40分で一度切れてしまうので授業がやりにくかったが、プロになれば無制限。

嬉しい限りだ。


ただ、気になっているのは、教員の講義環境が整ってきているのに対して、学生の方はPCやインターネット環境がしっかりとあるのか、ということだ。

スマートフォンしかない、という学生もいるはずだ。


そうした学生には、オンライン授業は大変だろうと思う。

結局インターネットとPCの環境の整う学校に行ったり、友達の家に行ったりして、感染リスクが生まれてしまう。

うーん、と悩ましいところだった。


そんな中で聞こえた、ニュース。

チュラロンコーン大学が全授業のオンライン化に伴い、家にネット環境のない学生に対しては無制限のネットSIMを無料配布するというのだ。

さすがチュラ大、である。


でも、チュラ大が実施したなら、タイの他の大学も追随する可能性がある。

ただでさえ、普通の授業を受けらず、不便を強いられている学生たち。

少しでも学習環境を整えてあげなくては、不憫だ。


一刻も早くチェンマイ大学も、無料のネット環境を整備したり、PCのレンタルをしたりして、学生の学習環境を最大限に高めてあげてほしいものである。

(もしかしたら、もうすでにSIM配布されていたりして。それならすげえ!)


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