縁があって知り合った英語の先生。
「僕は了太に英語を教えるわけじゃない。本についてディスカッションしているだけなんだ。だから、先生と呼ばなくていい」
そう言ってくれた。
今ではすっかり友達である。
先日は、5時からスタバで会う約束だったが、少し早めの4時半前に向かった。
ちょっと頭の中を整理しようと思ったからだ。
すると、ほぼ同じ時間に彼もいた。
「おー、元気か?今日の仕事はどうだった?」
そこから近況のこと、政治や社会、文化、しまいには宇宙のことなど、あーだ、こーだと話をする。
彼と僕の価値観は非常に近い。
また、彼はユーモアのある話をする。
そして、拙い僕の英語を聞いてくれる姿勢が嬉しい。
散々話した後に、本題の『サピエンス全史』第6章(前回の対象だった)の話をする。
ハラリの指摘の面白いところ、理解できないところ、納得できないところを2人で話し合う。
なんとも楽しい時間で、気がつけば夜7時近く。
トータルで2時間以上も経っていた。
「こんなに遅くなってしまった。ごめん」
「全然いいよ。今日も楽しかったよ。勉強になった」
そう彼は笑顔で言って、バイクで帰っていった。
彼は4月から、10年住み続けたチェンマイを離れ、日本で働くことになっている。
ずっと日本で働いてみたいと思っていて、その念願がかなったのだ。
それは「心からおめでとう!」である。
でも、こうして友達に会って、おしゃべりをする時間がなくなる。
なんだか、寂しくなるなあ。
今年初の満月を眺めながら、そう思った。
<関連記事>
・アメリカ人宅に招かれてのクリスマス・ディナー。
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・『サピエンス全史』英語版を読んでいる。
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