スピーチコンテスト、学生の言葉に涙。




「先生に毎日、あんなに見てもらって。たくさん練習をしてもらったのに入賞できなくて、本当に私は申し訳ない気持ちでいっぱいです…」

そう言って学生は、みんなの前で号泣した。

スピーチの練習で面倒を見ていた子だ。



そんなこと言われて、僕もちょっと涙が。

とんでもない。学生は本当によく頑張った。

練習を始める前と本番とでは、全然違った。




堂々としていていいスピーチだった。

お疲れさま。



いつでも、スピーチコンテストは悲喜交々。

他の子たちもよく頑張った。

チェンマイ大学からの出場者の中には、原稿作成から面倒を見ていた子もいた。



そんな子たちが舞台の上で、気持ちを込めてスピーチしているのを見ると、やはりグッとくる。



一文字一文字にこだわる学生らとともに、原稿を作ったことを思い出すものだ。



「先生、ありがとうございました」

出場した学生たちは、スピーチ大会終了後に言ってきた。

でもむしろ、こちらの方がお礼を言いたいくらいなのである。

みんな、お疲れさま。





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