ひょんなことで時々思い出す、恩師のこと


「なんか、おじいさん性出てない?」

今日の朝、服を来た時に感じて、ツマゴマに尋ねた言葉だ。

「完全に、おじいさんの教師性が出とるね」


おそらく、色合いか。

今日選びかけた色合いの服に、カーディガンでも羽織ろうものなら、完全におじいさん教師だったのだ。


それは、かつての高校時代の担任の先生風とも言える。

ということで、朝から先生を思い出した。


先生とは高校時代からずっと、仲良くさせてもらった。

学校帰りにはよく家にも遊びに行った。


高校、そして大学卒業後もお邪魔をした。

酔っ払ったり、何かあったりしたらやたらと電話した。


「オイース、先生、元気?若曽根です」

「若曽根?誰だ?知らんな。ガッハッハ」

と、決まって言った。

「いや、もうそれはいいから」

何度言ったことだろう。


そんな先生が亡くなって、何年経つか。

また電話したら、いつものようにとびきりの明るさで電話に出てきそうなくらい、亡くなったことへの実感がないので忘れてしまった。

今も時々、ひょんなことから先生を思い出すのである。






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2 件のコメント:

  1. ふと思い出す人の中にこんな先生がいらっしゃる貴男は、心優しく幸せな人で思い出される先生も心の中で生きていらっしゃいますね。
    以前の記事の時は読んで涙が出てしまったBABAです。

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    1. コメント、ありがとうございます。
      「心の中で生きている」…確かにそうかもしれませんね。
      なにかと先生のことは思い出しますし、本当に感謝しています。
      まあ、そのわりには、酔っ払って電話をかけるような、あまりいい教え子ではなかった気もしますが…笑

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