創られたラップノーン(新入生歓迎の通過儀式)



ラップノーン

タイ全土の大学で行われる、新入生を歓迎する儀式で、1ヶ月くらい続くであろうか。

期間中は、太鼓と踊りと叫び声で、大学は一気に騒々しくなる。


ラップノーンは、新入生にとって、大学生になるための通過儀礼みたいなものだ。

これで、先輩後輩のつながりが強くなる。(教員は、ラップノーンの社会にタッチしない)



ということで、チェンマイ大でも先週あたりから始まり、今も下では太鼓の音が鳴りまくってる。




正直、「騒がしいなあ」と思わないと言えば嘘になる。

おそらく、大部分の教員陣がそう思っていることであろう。

まあ、「伝統」ということで、通っているのだ。


とはいえ、これ、いつから始まったか。

それがどうも、わからないようだ。

欧米に留学した教員が持ち込んだとか、

戦時中の訓練に起源があるとか、

学生運動の流れで作られたとか…

はっきりしないらしい。


なんだか起源がわからないままに、タイの大学の「伝統」行事だからとして、学生は当然のようにやらなくてはならないのである。

「創られた伝統」に翻弄される学生。

やりたい人にとってはいいが、やりたくない人にとっては迷惑な話だろう。


少々うるさくても、僕自身がラップノーンを強制される訳ではないし(当たり前だが)、まぁ、我慢することとしよう。



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