アーサー・サマック(ボランティア)と我が家で呼んでいる、バイク修理屋さん。


アーサー・サマック。

ボランティアの意である。


我が家では、とあるバイク修理屋のことをそう呼んでいる。



サンティタムの一角にあるその店は、周りの店よりも明らかに値段が安い。

パンク修理だろうが、オイル交換だろうが、近所の他店とは比べ物にならないのだ。


もしかしたら、部品代だけで、修理手数料はとってないのではないか。

いや、むしろ部品も、仕入れ値より安く我々に提供しているのではないか。

そんな心配な気持ちになるほど、安い。

アーサー・サマックの精神を感じるのである。


もちろん、腕は確か。

スピーディーに、確実に直してくれる。

近所の人々もひっきりなしに訪れている印象である。


修理をしてくれるにいちゃんの、人柄もいい。

「今日はどうしたー」

いつも笑顔で迎えてくれる。


我が家は去年、少し離れたところに引っ越したが、それでもバイクのことはアーサー・サマックにお任せ。

何かあったら、そこまで足を伸ばすのである。


近日中に、3000キロ目安のオイル交換に行く。

きっと、笑顔で迎えてくれることであろう。



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