今日は父方の祖父の八周忌。
ということで、ワット・ロークモーリー寺へお参りに。
このお寺はいつきても、美しい。
本堂に安置される仏像も、なんとも神々しく、厳粛な気持ちになる。
手を合わせて、じいちゃんに日々無事のお礼を告げた。
あっという間の8年。
おかげさまで、本当に幸せな日々を過ごしている。
僕が子供の頃は、じいちゃんは無口だった、と思う。
いつもこたつの部屋で新聞を読んでいるか、洗濯をしていた印象がある。
洗濯がものすごく好きだったらしい。
さらっとジーンズを履きこなし、おしゃれで男前だった。
じいちゃんとよく話すようになったのは、僕がお酒を飲めるようになってからだろうか。
父母と一緒に大垣の家に訪れると、じいちゃん、父、僕の3人でよく近所のスナックへカラオケに行ったものだ。
じいちゃんは歌の教室の先生をしていて、スナックに行けば、
「よ!三代揃ってのお出ましだ!」
的に言われたものである。
酔っ払って、上機嫌に歌うじいちゃん。
歌い終わると、僕の方にスッときた。
「了太。お前は、これから色々な人に会うだろう。
なかにはお前から見て、何を言ってるんだこの人は…。なんて思うこともあるかもしれない。
お前は人より多く勉強をさせてもらえる環境にいるから、その人の意見はバカバカしく聞こえるかもしれない。
でもな。その人はその人の人生を生きていて、価値観を持っている。
それをお前が否定する権利はないし、決してバカにしたりしちゃいかんぞ」
なんだか、今でも忘れられない言葉の一つである。
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