アパートから徒歩3分圏内にある、ワット・サンパオロー遺跡。
今から325年ほど前に、カトリック教徒のポルトガル人によって、イエズス会の教会として建てられた。
ポルトガル人は、他にもアユタヤーのポルトガル人居留地内にセント・ドミニック教会、フランシスコ教会、セント・ジョセフ教会、また現在のトンブリ地区に聖クルーズ教会を建てたりして、まあ、布教活動に勤しんでいたわけだ。
だが、現在は教会の一部と、八角形の天体観測所の跡が残るのみのため、ポルトガル人の精力的な息吹は感じとりにくい。
こんな風なオブジェが、天体観測所らしさを醸し出している。
セント・パウロから名称がとられている、このサンパオロー遺跡。
その割には、遺跡名の明記が微妙に違うのが、いかにもタイらしい。
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