日本の大学生と歩いた。
町にはイミグレーションがあって、そこで手続きをすれば両国に行き来できる。
タイとミャンマーをつなぐ橋の下に、タイ最北端の碑が立っている。
そして、この周辺は、観光者のための商店が立ち並び、賑やかだ。
さらに歩く。
民家が続く。
民家を抜けると、小さな川にぶつかった。
これもまた、タイとミャンマーの国境として機能している。
泳いで渡れそうなくらいの川である。
(乾季であれば、歩いて渡れるかもしれない)
すぐそこにある対岸が、ミャンマーの町で、国籍の違う人々が住んでいるとは、にわかに信じがたいほどの距離である。
そして、そこにもタイ最北端の碑。
どちらもタイ最北端をうたっているのだ。
しかし、グーグルマップを見てみる。
前者の地点をA、後者をBとしよう。
(Googleマップより作成)
すると後者の、民家の間にひっそりとある地点Bが、地図上ではわずかに北に位置している。
(というか、むしろ、地図を見ればまだ他にも北にある地点がわかるが)
しかし、グーグルマップでも書かれている通り、公にはタイとミャンマーをつなぐ橋の地点Aが最北端となっている。
国境や地図とは政治的なもの。
そんなことを改めて感じさせてくれる、メーサーイの町である。
<関連記事>
・メーサーイ行きのバスの中のおばちゃん
・バンコクのバス。ときおり見かける、微笑ましい光景。
・長距離バスに乗り遅れる経験。恐れ入ったよ!タイ人。
・タイ長距離バス。これいるか?
・ビエンチャンからサワンナケートへの寝台VIPバス。おっちゃんの温もり。


鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。
0 コメント:
コメントを投稿