朝、いつもの店でコーヒーを買っていた時である。
ガタンっと突然、大きな音が鳴った。
コーヒー屋にいた皆が驚いて、音の方を見る。
ネズミがシュシュシュッと走っている。
どうやら、ネズミが上の方からジャンプしたらしい。
「わー」
と、そこにいた一同でなった。
そして、一拍置いてさらに
「わーーーー」
と大きくなった。
見ると、天井に蛇がいたのである。
どうやら、ネズミも蛇に驚いてのジャンプだったらしい。
それから店内は、大騒ぎだ。
コーヒー屋のオーナーの女性は、蛇が大嫌いらしく、店の外側に出て「蛇だ!蛇だ!助けてー」となる。
僕はあまり蛇を見たことがないので(練馬シティー生まれ)、へーとなる。
決して蛇に近づけはしないが、興味を持って眺める。
ふと気がつくとツマゴマは、しっかりと棒を持っていた。
あまりにオーナーが騒ぐので、どうやら棒に蛇を巻きつけて、どこかに追い払おうとしているらしい。
子供の頃から蛇など普通に見てきて、まるで怖くないようだ。
その心意気と度胸、圧巻である。
結局蛇は、ツマゴマの棒作戦や、その他大勢が騒ぎに騒いだため、ヌーと屋根裏に行ってしまった。
店自体、屋外にあって木と繋がっているので、まあその木に行ったという感じであろう。
皆、やれやれと、コーヒーを飲む。
しかし、ある少年だけは、オーナーさんの言いつけで、しばらくそこに立たされた。
見張り役を余儀なくされたのである。
少し不憫にも思えた。
それにしても緑色の蛇って、綺麗な発色しているんですねえ。(触れはしない)
<関連記事>
・最悪な事態。バンコクのアパートにて。
・70年前のバンコク洪水映像。拡大する街、変わらぬタイ人。
・蛇の信仰に関する授業にて
・男性器と母胎をつなぐナーガ(蛇神)。~リンガとバライの象徴性~
・ピーターコン祭り前。人徳者に備わる、龍神ナーガの力。
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。
0 コメント:
コメントを投稿