学期中、文学史の授業では2回、学生に発表をしてもらう。
今日は、学期最後の発表の日だった。
全部で13人の発表。
13時に始めて、終わったのは17時過ぎだった。
終わったあとは流石にぐったりである。
今回の発表テーマは『奥の細道』。
芭蕉が訪ねた地で書いた日記と俳句を他の学生に紹介しつつ、歌の解釈をするものだ。
(赤い地点が、学生が自分で選択・発表した、芭蕉ゆかりの地)
流石に一年間、学生は文学に触れてきただけあって、深く考えようとするようになった。
それに、あーだこーだと、活発に議論する。
そして、意見を言おうとするたびに、言葉化することの難しさや楽しさを感じているようである。
世界は、物事は、言葉で切り取られ、表現されることで成り立っている。
だからこそ難しい。
でも、イメージの世界だからこそ限りがなくて、面白い。
このあたりのことを、一年間の文学史の勉強を通じて感じてもらえたならば、嬉しい限りである。
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