なかなかのローカルな山村だ。
村人は親切に色々と案内してくれる。
留学生はコーヒーに興味があったので、村人にコーヒー豆の木を案内してもらった。
すると、背中に激痛がはしった。
誰かにアイスピック的なもので刺された感じ。
蜂だ。
どうやら、蜂の巣が近かったらしく、大群が押し寄せたのだ。
こんなときに限って薄手の服。服の上から3、4箇所刺された。
村人と、留学生の指導教官の先生、そして僕が刺された。
なかなか、痛みがひかない。
背中を見せた。
「おおーい、たくさん」
その言葉。引いた表情。
気の弱い僕には効く。
そして、先生も刺された指が腫れてきたので、皆で村の診療所へ行ってみた。
消毒を受ける。
「動悸がしたりしたら、あぶないです。大丈夫ですか」
そう言われたら、気の弱い僕だ。
さっきのたくさん、という言葉も効いている。
心臓がバクバク言い始める。
「やばい気がします」
なんだか、気持ち悪いような感じにもなってきた。
「まあ、刺されてから30分以上、ずっと山道歩いてたんだから、平気ですよ、気のせいですよ。もし、まだなんか変ならまた来て下さい」
そう言われればそうか。
皆が爆笑してるし。
ドキドキはスッとおさまった。
夕飯を食べてるときは、すっかり忘れていた。
全て自給自足の山のご飯、とても美味しかった。
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