コーヒー栽培から収穫、焙煎まで、全て自分たちで行うラフ族の村人たち。
ラフ族の村で、力を入れているのが、コーヒー栽培だ。
ということで、コーヒーの木を見せてもらった。
これは発芽してから半年ほどたったものらしい。
山あいでは、他にも、トマトや果物など色々なものが育てられていた。
働いていたおばちゃんたちは明るく、大きな声で我々に挨拶してくれた。
なんだか、嬉しい。
そして、森へ行った。
森で元気に育っているのは、全てアラビカ種だった。
かつてはロブスターも植えていたそうだが、今はアラビカ種に絞っているという。
時期的に完熟したコーヒーの実、いわゆるコーヒーチェリーは見られなかった。
村人は、完熟したコーヒーチェリーを収穫すると、そのあと、乾燥から焙煎まで全ての行程を自分たちでおこなうという。
焙煎方法にもこだわって、試行錯誤しているのである。
我々は自分たちが買わせてもらう分を、焙煎してもらった。
香ばしい香りが漂い、いい具合に仕上がったものである。
村人は言う。
「コーヒーを育てて、焙煎までしても、それからどのようにマーケットに効果的に売っていいかがわからない」
ただ、村から一時間ほどのところにあるプーファー・カフェに、豆をおろしているらしい。
と言うことで、山村からの帰り道に寄った。
あの森で取れたのかぁ、という思いでコーヒーをすする。
生産者の顔と場をもろに知っていると、格別にうまいものである。
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