朝起きて、村に散歩に出かける。
何やら、小屋の中から大きな機械音が聞こえる。
スッと入ってみる。
兄ちゃんが1人スマホに興じながら、脱穀をしていた。
「見ていいか」と尋ねたら、快く応じてくれた。
村は自給自足が基本で、稲も当然作られている。
収穫された稲が、ザザッと脱穀機に入れられる。
機械によって籾殻が外されていく。
やっている兄ちゃんはスマホのゲームに夢中。
(村には3〜4年ほど前に携帯の電波が届くようになったらしい)
それを許すほどに、機械は自動で脱穀をしてくれる。
脱穀された米は、下のドラム缶にサラサラと入っていく。
こうして村人が食す米へと変わっていく。
そして、稲扱きされた籾殻は、というと、この通路を通じて外へ。
村の動物たちが、外で待っているのである。
そして、この動物たちも当然、いずれ食される。
村の中でうまいこと、回っているものである。
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