タイ農耕祭プート・モンコンのテレビ映像




 朝、テレビにプート・モンコン(農耕祭)の模様が映し出されていた。




国家による、田植えの儀式である。

タイの王宮広場前に、二頭の聖なる白い牛と儀礼執行者たちが、国王の前で儀礼を行う。




田んぼに見立てた土を、ゆっくりとぐるぐる回りながら耕していく。




時々、儀礼執行者らは穀物を巻いたり、法螺貝を鳴らしたりしながら、ゆっくりと。


聖なる、白い牛がなんとも可愛らしい。



つぶらな瞳が印象的だ。

で、このつぶらな瞳の聖なる牛が今年の作物の出来を占う。

コメ、とうもろこし、豆、ゴマ、草、木、酒のうちの何を食すかによって、その年の作物の出来が変わるのだ。





今年の結果はどうなったか。

実は母との用事で国際LINEトークをしていたためわからなかったが、まあ、基本的には豊作の結果がでた筈であろう。


タイにそろそろ雨季が訪れる。

稲作も本格化する前に、国家儀礼が行われる。

恵みの雨と豊作を司る国王の象徴性が、儀礼によって示されるといえよう。


<関連記事>
タイ正月。パヤオのワット・シーコームカム寺。鈴ぶらさげ、願う。
女性生殖器にこもる、水に宿る神の形象化。
アヌサワリー(ビクトリーモニュメント)の寺にてタンブン(徳を積む行い)をする
立体化する「イサーン」の象徴性。
男性器まる出しの黒塗りおっちゃんをめぐる2つの解釈。

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。



0 コメント:

コメントを投稿