タイのバスターミナルが、僕はなんとなく好きだ。
荷物をたくさん持ったおばちゃんや、お土産袋を抱えた娘さん、リュックを背負った青年…
ストーリーを抱えた人々が交叉する場なのだ。
僕自身、バスターミナルやバスでの思い出も、わりとある。
最初にタイに来た頃は、長距離バスに乗るのも興奮で、出発を今か今かとバスの中で待ったものだ。
これがなかなか出発しないものだった。
で、いざ走り出せば、爆音のタイ音楽を流すバス。
椅子が壊れかけてて、ずーと不自然な体勢を保たねばならない過酷なバス。
食べ物をお裾分けする優しいおばちゃんが妙に多いバス。
色々あったものだ。
また、ロッブリー時代には、バスターミナルは二次会の場所にもなった。
ニウェート先生と散々飲んだ後、2人で自転車でバスターミナルに行って飲み直したものだ。
誰もいないバスターミナル。
深夜まで語り明かしたものである。
今日の朝、ターニン市場で食事を済まして、学校に向かう途中、チャーンプアック門で儀礼が行われようとしているのを見かけた。
バイクを停めて見にいく。
しかし、まだ始まってなかったようなので、人はまばら。
ということで、ふらりと目の前にあるチェンマイ・バス・ターミナル1に行ってみた。
昔近くに住んでいたが、実は初めて入った。
「あー、タイのバスターミナル」って感じ。
古いバスが停まる。
地方に行くんだろうなあ。
バスターミナルの周りは古くから営まれていると思わしき店が並ぶ。
チェンマイに到着した客をのせるソンテウも停車する。
色がポップだ。
バスターミナルの真横には遺跡がある。
お坊さんがそれを眺めていた。
地方からチェンマイに来て、とりあえず遺跡を眺め、仏教を感じていたのだろう。
と思ったら、単に一服されていたようだった。
朝の10分ちょっとバイクを停めてみるだけで、ものすごくタイにいることと、その幸せを実感するものである。
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