検索キーワード「バス」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「バス」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示


タイのバスターミナルが、僕はなんとなく好きだ。

荷物をたくさん持ったおばちゃんや、お土産袋を抱えた娘さん、リュックを背負った青年…

ストーリーを抱えた人々が交叉する場なのだ。


僕自身、バスターミナルやバスでの思い出も、わりとある。

最初にタイに来た頃は、長距離バスに乗るのも興奮で、出発を今か今かとバスの中で待ったものだ。

これがなかなか出発しないものだった。


で、いざ走り出せば、爆音のタイ音楽を流すバス。

椅子が壊れかけてて、ずーと不自然な体勢を保たねばならない過酷なバス。

食べ物をお裾分けする優しいおばちゃんが妙に多いバス。

色々あったものだ。


また、ロッブリー時代には、バスターミナルは二次会の場所にもなった。

ニウェート先生と散々飲んだ後、2人で自転車でバスターミナルに行って飲み直したものだ。

誰もいないバスターミナル。

深夜まで語り明かしたものである。



今日の朝、ターニン市場で食事を済まして、学校に向かう途中、チャーンプアック門で儀礼が行われようとしているのを見かけた。



バイクを停めて見にいく。

しかし、まだ始まってなかったようなので、人はまばら。


ということで、ふらりと目の前にあるチェンマイ・バス・ターミナル1に行ってみた。



昔近くに住んでいたが、実は初めて入った。

「あー、タイのバスターミナル」って感じ。



古いバスが停まる。



地方に行くんだろうなあ。


バスターミナルの周りは古くから営まれていると思わしき店が並ぶ。




チェンマイに到着した客をのせるソンテウも停車する。



色がポップだ。


バスターミナルの真横には遺跡がある。

お坊さんがそれを眺めていた。



地方からチェンマイに来て、とりあえず遺跡を眺め、仏教を感じていたのだろう。

と思ったら、単に一服されていたようだった。


朝の10分ちょっとバイクを停めてみるだけで、ものすごくタイにいることと、その幸せを実感するものである。




<関連記事>
イサーンのウボン県へ行く。~お勧めのバス会社~
ビエンチャンからサワンナケートへの寝台VIPバス。おっちゃんの温もり。
長距離バスに乗り遅れる経験。恐れ入ったよ!タイ人。
バンコクのバス。ときおり見かける、微笑ましい光景。
タイ長距離バス。これいるか?

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。





久しぶりの、ブログだ。

というのも、2月15日以降、タイ東北部(以下、イサーン)のウボンラーチャタニー県にあるウボンラーチャパット大学で行われたセミナーに出席するため、出かけていたのだ。

ウボンラーチャタニー県は、バンコクから北東へ600キロくらいに位置する。バスで8時間ほど、揺られなければならない。(飛行機ならば1時間かからないだろうが・・・)



ということでイサーンに行くのはいつも一苦労、なわけだが、今回、タイ人の勧めで利用したバスは、かなり快適だったのでブログに記しておこう。

バスの名は”ナコンチャイエアー Nakhonchai Air”だ。

エアーというくらいなので、サービスや座席は飛行機のそれがイメージされている。

写真は、ナコンチャイエアーのパンフレットだが、座席のすばらしさが伺えよう。各座席にはテレビや(僕が乗ったバスにはなかったが)マッサージ(これはあった)が装備されている。トイレもやたらと綺麗だ。





しかし当初は、パンフレットを見ても、あまり信用していなかった。どうせ写真だけだろうと思っていたのだ。なにせここはタイだ。しかも、他社と比較しても値段にさほどの差がない。おそらく、期待はできないだろう。

しかし、その思いはいい意味で裏切られた。

モーチットマイというバスターミナルで、2月15日夜11時15分発のバスを待っているとき、ナコンチャイエアーのバスが何台も出発したが、どれもこれもとても綺麗。そして、僕が乗るバスももちろんその例外ではなかったのである。

まず、バスに乗り込むと、明らかにスチュワーデスを意識した服装のバスガイドが、席に案内してくれる。

そして定刻より10分ほど遅れて、バンコクを出発。10分の遅れは、タイでは定刻といえよう。これまで利用してきたバスは、30分くらいは遅れたものだ。

さて、出発してすぐに、バス運転手が、

「こんにちは、みなさん。本日運転を務めますナコンチャイエアーの~~~です。こちらは23時15分バンコク発、ウボンラーチャタニー行きのバスでございます。皆様に快適なバスの旅をお届けいたします。私は皆様に安全運転することを固く約束いたします」

という、機長を意識したようなアナウンス。声も渋めだ。

うーん。ナコンチャイエアー。しっかりしている。

次にバスガイドも挨拶。そして、すぐに食事にジュース、水、お菓子のサービス。

そして、30分もしないうちに消灯。一切の休憩なしに、ウボンへと向かったのである。休憩なしは非常にありがたい。

というのも、他社のバスだと、必ず1度や2度、休憩時間を設ける。夜行だろうがなんだろうが、お構いなし。夜中の2時にたたき起こされて、食事が薦められたりするものだ。

それがないだけで、睡眠時間がずいぶんと違うものである。

というわけで、今回は行きも帰りもナコンチャイエアーを利用して、機長バリの運転手の言うとおり、快適な移動となったのである。


<ウボンでのバスターミナルにて。まるで飛行機のように荷物を預ける>


<ナコンチャイエアーのバスシート。マッサージもついていて快適である>


<ナコンチャイエアーのバス内。先頭付近にバスガイドが見受けられる>

そうだ。

値段についてだが、僕が利用したVIP(バス車内32席)は550バーツ(1400-1500円)くらい。この上のファーストクラスにすれば、700バーツ以上。車内は3列シートで24席。こちらはもっと快適な旅が約束されるだろう。


ちなみに、ナコンチャイエアーのパンフレットによると、以下のように、ナコンチャイエアーはタイの各都市をつないでいるらしい。参考までに。

①バンコク(エッカマイ)⇔ラヨーン
②バンコク(モーチットマイ、以下すべてモーチットマイ)⇔ラヨーン
③バンコク⇔チェンマイ
④バンコク⇔ウッタラディット
⑤バンコク⇔コーンケン
⑥バンコク⇔ウボンラーチャタニー
⑦バンコク⇔ブリーラム
⑧バンコク⇔シーサケット
⑨バンコク⇔スリン
⑩ウボンラーチャタニー⇔ラヨーン
⑪ウボンラーチャタニー⇔チャイヤプーム⇔チェンマイ
⑫ラヨーン⇔パッタヤー⇔チェンマイ
⑬ラヨーン⇔パッタヤー⇔チェンラーイ⇔メーサーイ



より大きな地図で ナコンチャイエアーの路線 を表示

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。



今回の旅では何かと、バスでの話が付きまとう。

これは、ビエンチャンから、ラオス南部サワンナケートへのバスでのはなし。



ビエンチャンからルアンパバーンまでのバスは山間部を抜ける悪路で、しかも座席が異常に狭く、おかげで隣の中華系ラオス人との静かな格闘があったことは以前ブログで紹介した通りだ

ということで、南部スワンナケートへの出発に向けて、「今回こそは!」と意気込む。

意気揚々と、宿の近くにあったゲストハウス兼旅行会社に向かう。

店番をしていた兄ちゃんが、ボーと外を眺めて座っていた。



「サワンナケートに行きたいんだけど。VIPある?」

「普通のVIPと、寝台のVIPがあるよ」

値段は大体700バーツほどで、寝台のほうが少し高めだった。



「どちらでもいいけど、今日の夜、空きはあるの?」

すぐにバス会社に電話して調べる、ゲストハウスの兄ちゃん。

「寝ていくタイプしかないわ。それでもいい?」

寝ていくタイプ・・・

僕は、椅子が180度とまではいかなくても、150度くらいまで傾くタイプを想像した。

悪くない。いや、むしろいいじゃないか。

「いいよ。じゃあ、それを一枚」

20時発のサワンナケート行きバス。無事、予約を済ました。



「ところで、ラオス南部に向かう長距離バスのターミナルは、市内からけっこう離れているみたいだけど、ソンテウなんかで行くと、いくらかかる?」

「大丈夫、大丈夫。このゲストハウスの前に19時に来てくれれば、迎えが来るよ。もちろんフリーさ」

「おお、そいつはいい」

フリーの迎えがついて、150度、いやもしかしたら180度の傾きを可能とするシートに座って、南部スワンナケートの街へ向かう。

最高だ。



19時。

ゲストハウスの前で僕は、ぽつんとソンテウを待っていた。

朝、チケットを買ったときとは違う兄ちゃんが、ゲストハウスの店番をしていた。

でも、朝の兄ちゃんと同じように、ボーと外を眺めていた。



19時半。

まるっきりソンテウが来る気配はない。

「大丈夫か?確か20時発の長距離バスだが・・・」

「大丈夫、大丈夫。ぐるっと市内を回ってるから遅れてるんだろう。きっとここが迎え最後の地点さ」



19時45分。

プップー。こだまするクラクションの音。

兄ちゃんは僕のほうを見て、にやりと笑った。「どうだ」と言わんばかりに。



ソンテウに乗り込むと、西洋人の先客が3人いた。何故か幌を締め切っていて、風がまったく通らず、むし暑い。

それから市内をぐるぐると回りはじめた。

「どこが、最後だ。むしろ、最初ではないか」

市内をぐるぐる回っている段階で、20時はとっくに過ぎている。



乗り込んでくる、乗り込んでくる、西洋人。

体もさることながら、荷物もまた皆一様に巨大だ。

座る場所もままならない。足元は巨大なリュックの山。

それにしても、暑い。


20時15分。

ソンテウがやっと市内を抜けて、バス停に向かい始めたときには、狭いソンテウに十数人の西洋人と1人の日本人が詰め込まれていた。

風はまったく通らず、暑かった。



20時半。

ようやく、ソンテウは、バス停に到着した。

ここへ来て、なぜかそれまで涼しい顔をしていた運転手が突然焦りをみせる。

「早くバスに乗り込め!」

”お前ら、何をだらだらしていたんだ。時間はとうに過ぎてるんだぞ”と言わんばかりだ。

まったく意味が分からない。



慌しくバスへと向かわされる西洋人。しかし、僕だけ何故か待たされる。

「お前のバスは違う。こっちだ」

おっちゃんが先導する。

どうやら、寝ていくタイプのVIPに乗り込むのは僕だけだったようだ。

ほかの西洋人はタイのVIPバスになんら劣ることの無い、素敵なバスへと吸い込まれていった。


あの素敵なVIPよりも値の張る、寝ていくタイプのVIP。

期待が高まる。


「これだ」

おっちゃんが指差したバス。

フロントガラスが尋常ではないほど、ひび割れている。



明らかに事故した跡だ。

これから乗ろうというバスのフロントガラスのひび割れは、いやがうえにも恐怖感をあおる。



中に入る。

運転手が、”遅いぞ”的な目で僕をぎょろりと見つめた。いや、僕のせいで遅れた訳では・・・と思った矢先おっちゃんは言い放つ。

「靴を脱いで」

「へ?」

バスに乗るのに靴を脱ぐなんて・・・・いつまでも新車のシートをはずさず、靴も脱いで乗るという性格をむき出しにしたバス運転手なのか?



しかし、中を見て合点がいった。

二段ベッドが所狭しと並ぶ、いわばそこは宿舎なのだ。

宿舎に靴を履いて入るものはいないだろう。



「凄いことになっているな」と思いつつ、僕はそそくさと靴を脱いで、自分のベッドを探した。

一番後ろまで行くが、どこも人が寝ている。

???



「これどこ?」

チケットを運転手に見せる。

運転手が指差した先のベッド。

ラオスのおっちゃんが寝ている。そして、なぜか僕を見て、にやりとした。

「いや、いや、まさかこの狭いベッドで2人で寝るのか・・・」

どうやら、僕の寝ていくVIPバスの予想は大きくはずれたようだった。



見知らぬおっちゃんとあんなにも密接して眠るのは、生まれて初めての経験だった。

そして、これから先もそうは無いはずだろう。

8時間のバス移動の中で感じたあのおっちゃんのぬくもりを思い出すたびに、そう願う僕である。

     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。





20時30分 バンコク発ノーンカイ行き。VIP長距離バス。

今回、これに大きく乗り遅れてしまった。人生初の経験である。

でも、実はなんとか無事、時間通りにラオスのビエンチャンについているという事実もある。




ビクトリーモニュメント(戦勝記念塔)のアパートを出たのは、19時過ぎだった。

バスターミナルのモーチットマイまでは、何事も無ければ30分ほどの道のり。1時間以上も前に出れば十分のはずと目論んでいた。

それに、長距離バスは、定刻どおりに出発することはまずない。必ず、10分以上、下手すれば1時間も遅れて出発することがあるものだ。

というわけで、乗り遅れるとは思いもよらなかった。



バスターミナルへと向かうタクシーがまったく動かなくなったのは、ターミナルまであと数キロ、チャトゥチャック付近である。

大雨も降りだす。

車はうんともすんとも動かない。

とはいえ、あと出発の時間まで45分以上。それまでには着くだろうと考えた僕は、バンコクの渋滞事情を甘くみすぎていたのか。あるいは、普段チャリにしか乗らない僕の想像力の限界か。



ということで、ふと気づけば、出発まであと10分。30分前にいたところから、数百メートルしか進んでいない。

長距離バスは定刻どおりに出発することはまずないとはいえ、やはりソワソワする。

VIPのバスチケットである。値段も安くは無いのだ。なんとかしなくては。

すぐにチケットを取り出し、電話をかける。


「渋滞がひどくて、遅れそうなんだけど」

「ここじゃなくて、○○○ー○○○○に電話して」


たらい回しにあう。

そうこうしているうちに、時間は20時40分。これは、まずい。



「分かりました。伝えておきます」

たらい回しの末の電話で、こんな返事が返ってきた。

タイ人の「伝えておく」にどれほどの信憑性があるかは分からないが、これでとりあえず安心する。



それにしても車は一切動かない。しかし、大雨の中、重い荷物を抱えて走るまでの持久性と根性を、僕は持ち合わせていない。

すると、神の助けのようにバイクタクシーの姿を見つけた。タクシーを飛び降りて、バイクの後ろに乗り込む。


「バスターミナルまで、ダッシュでお願い」

「了解!」

心地よい即答どおり、バイタクの兄ちゃんは、すっかり川と化した大渋滞の道をジャバジャバと突き進んでいく。

すっかり、ビチョビチョだ。でも、そんなこと言ってられない。



20時50分。バスターミナルに到着。99番にノーンカイ行きのバスがあるはず。しかし、見当たらない。

「ノーンカイ行きのVIPは行っちゃった?」

「行ったよ」

愕然とする。

「出発したけど、あの先にいるバスに乗り込め!急げ、急げ!」

僕は雨の中、荷物を抱えてひた走った。夜のバスターミナルの光は綺麗だ、などと考える余裕はそこにはない。



おっちゃんの指定したバスに乗り込む。でも、行き先が明らかに違う。

本当にこれでいいのか?と思いつつ、チケットを提示。

これでいいらしい。どうやら、途中ランシットで降りて、後からやってくるVIPを待ち、乗り換えるそうなのだ。

先に行ってしまったVIPバスを必ず抜き去るという自信は、果たしてどこから来るのかと不安に思いながら、僕は黙って窓の外を眺めていた。



いやぁ、恐れ入った。

車窓から、僕の乗る予定だったVIPを見かけた、と思ったときには、もうサーと抜き去っていったのだ。



というわけで、ランシットで僕は無事にVIPの心地よいバスに乗り込むことに成功したのである。VIPまでの道のりは長かったわけだ。



教訓。

バンコクの渋滞は半端ない。でも、タイ式で行くと、乗り遅れても意外となんとかなる!


     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。






いつものバスよりも至極快適なナコンチャイエアー社のバスに揺られること、7時間あまり。目を覚ますと、すでに日が昇っていた。時計の針は6時半をさしている。もうすぐウボンラーチャタニーの町だろう。



バスの車窓から眺める村々では、村人たちの新しい一日がすでに始まっていた。

かまどに火をつけているのが見える。おばちゃんがこれから朝食づくりでもするのだろう。

上半身裸の男性が家から出てきて、大きく伸びをしている。起きたて丸出しだ。

鶏はせわしく村を歩き回り、犬はごろりと寝転がっている。

村の朝は、一様に早いものである。


僕がしばらく窓の外の村々を眺めていると、隣に座っていたおばさんが、「日本人か?」と話しかけてきた。「そうです」と答えると、「なぜウボンにいくのか、ウボンに恋人でもいるのか?」と問いかけてきた。

僕が、ウボンラーチャパット大学で用事があることを説明すると、おばちゃんは「そうか」と言ったきり、それ以上聞いてこなかった。

大学のことは興味がなかったようだ。ウボンに残した最愛の恋人と1年ぶりの再会なのです・・・、などとドラマティックな大嘘をついて、その場を盛り上げたほうがよかったのだろうか。タイ人はドラマ性が好きだ。

まぁ、それはさておき、バスは村々を抜けてようやく町らしい場所に入り、7時45分、ウボンの町のバスターミナルに到着した。

とはいえ、バスの乗客全員が降りているわけではない。どうやら次の停留所もあるようだ。

ので、とりあえず町の中心かと思われるトゥンシームアン公園に行きたい旨をバスガイドに告げて、ここで降りるべきかを尋ねた。バスガイドは朝から素敵な笑顔で、「ここで降りて、10番か11番のソンテウに乗るように」と教えてくれた。

リュックを背負ってバスを降りると、お決まりのようにトゥクトゥクの運転手からの誘いがくる。だが、ソンテウで十分だったので、トゥクトゥクの誘いを笑顔で断り、ソンテウに乗り込んだ。

ちなみに、ソンテウとは、小型トラックを改造した乗り合いバスのことである。タイの地方都市では、ソンテウが大活躍し、皆の足となっている。


<ソンテウの車。このソンテウには「ม」の文字が記載されている。ほかにも10や11などの番号が記載されたソンテウがあり、その番号や文字によってルートが変わる>


<ソンテウの車内の様子。車内というより、半屋外といえる>


さて、僕が乗り込んだソンテウには、朝8時前ということで、学校に向かう子供たちが多く乗っていた。ソンテウは停留所というものはなく、どこでも留めて、乗り降りすることができる乗り物。ということで、いろいろなところから次から次へと子供たちが乗ってきた。少々鬱陶しい。

ソンテウから町を眺めると、沢山の食堂や屋台が始動し、町はにわかに活気づいてきていた。ワクワクし始める。

僕は、タイでの旅では、たいがい夜行バスを利用し、旅先には朝に到着するパターンが多い。そこで、いつも思うのだが、到着したときの朝の感じはなんともいえず、気持ちがいい。体は、夜行バスの疲れでかなりだるいのだが、気持ちは適度に高揚しているのだ。朝の景色が妙に新鮮に感じる。

しかし、今回はそんな悠長なことは言ってられない。先生との約束の時間は迫っているのである。これから宿探しもしなくてはいけない。

それでも、「それはさておき、やっぱり旅先の朝はいいなぁ」なんてのん気に思いながら、半笑いでトゥンシームアン公園付近に向かった。



応援よろしくお願いいたします
人気ブログランキングへ

日本から短期研修で来ている大学の引率に向かうべく、チェンマイから国境の町メーサーイ行きのバスに乗った。

隣の席には、おばちゃんが座った。


このおばちゃんはチェンマイのバスステーションで、孫風の青年と別れてバスに乗っていた。

「体に気をつけるんだよ」

そんなことを言っていた。


青年と別れた後、おばちゃんは1人になった。

それから何かと僕に話しかけてきた。

容赦のない北タイ語で、かなりわからないところが多かったが、それでもバスの旅っぽい。


ちょっと疲れて、僕は眠った。

すると、おばちゃんに起こされた。

「食べるかい」

スナック菓子だ。

起こしてまで、スナックを勧めるとはなかなかである。


チェンマイからメーサーイまでは道がよくない。

ガタガタ道だ。

それに、カーブも多い。

ということで、ちょっと気持ち悪くなる。


おばちゃんも同じだったのか、スースーするヤードムを取り出した。

ヤードムの液体を指にとり、鼻の周りに塗った。

スーハースーハー、深い呼吸をしている。


僕にも、勧めてきた。

おばちゃんは、僕の指にその液体をつけた。

「鼻の周りに塗るんだよ」

グイグイくるおばちゃんだ。


しかも、そのヤードム、後ろの席の人にも渡している。

グイグイいく、優しいおばちゃんだ。


僕はそのあと眠ってしまって、起きた時にはもうおばちゃんは降りた後だった。

もう二度と会うことはないだろうが、なんだかほっこりとしたのである。


夜9時近く、メーサーイのバス停に到着。





誰もいない、がらんとしたバスステーションでタイを感じた。





<関連記事>
ラオスの長距離バス。中華系ラオス男との格闘、そしてたんこぶ。
バンコクのバス。ときおり見かける、微笑ましい光景。
長距離バスに乗り遅れる経験。恐れ入ったよ!タイ人。
タイ長距離バス。これいるか?
ビエンチャンからサワンナケートへの寝台VIPバス。おっちゃんの温もり。
     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。








交通都市バンコクでは、無数のバスが疾走している。

異常に運転の荒いバス、異常に音楽が鳴り響くバス、渋滞にはまり異常に動かないバス・・・

様々だ。


そんなバンコクのバスでたまに見かける光景。





そう。運転手の家族が、運転手と一緒になって、バスで一日過ごしているのだ。

それは、日本ではあまりに考えられない光景だ。

新宿ー王子間のバスで、運転手の家族が、運転手とともに過ごしているのを見たことあるか?と聞かれれば、大半の人はノーと答えるだろう。



でも、バンコクでは比較的容易に見ることができる光景。

そして、あまりに微笑ましい。


子供は、窓からの眺めに釘付けになり、それをお父さんが運転しながら見守る。

お母さんは何かを頬張る。

3人仲良く、エアコンのない暑いバスの車内で揺られ、笑いあう。


いいもんだなぁ・・・



この子の目には、バンコクの街がどのように映っているのだろう。

それは、僕には分からない。


でも、この子が大きくなって、ある日ふと、バスで過ごした3人での日々を思い出すときがあるかもしれない。

なんか幸せな記憶としてこの子に思い出されるような、そんな気がしてならない。
     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。



タイの長距離バスで、「この仕組みはいるか?」といつも思うことについて書いておこう。



北バスターミナルでバス乗り遅れるという最悪の事態になりつつも、僕はなんとか無事にラオスに向かった。

バスは走り出して、10分もしないうちに消灯となった。

皆、眠りにつきはじめる。

スヤスヤだ。

僕もくりぃむしちゅーのポッドキャストを聞きながら、ご他聞にもれず眠りにつくことに。

VIPだけあって、座席数も極端に少なく(3シート8列)、いつものバス車内での睡眠よりも快適な眠りが訪れた。

スヤスヤだ。



しかし、深夜12時半。

突然、車内に電気が灯される。闇を切り裂く強烈な光。

車内がパーと明るくなったことで、皆、キョロキョロしはじめる。

僕もご他聞にもれず、キョロつく。




「休憩でーす!20分間でーす。ご飯の時間でーす!」

車内にこだまする、バスガイドの声。



そう、これは長距離バスではおなじみの光景。夜も深くなるこの時間帯に、なぜか食事をさせるのだ。

でも、いつも思う。

この時間帯の食事休憩はいるか?

別に受験生じゃないんだし。

まぁ、それでも無料ということで、なんだかんだ言っていつもきちんと食べる僕は、一貫的主張にかけているといえば、それまでだが。



ちなみに今回の休憩所は、初めて来たところだったが(バス会社によって休憩所は異なるのだ)、なかなか綺麗な施設だった。





まぁ、便所の男性用を指し示す写真が、タイ東北部のイメージとはかけ離れてはいたが、そこは言いっこなしだ。



そして、そんな男前の写真近くにいたこのタイ人。なんか全体的に凄いことになってたから、写真におさめておいた。



見ず知らずの異国人に、こんな風に写真に撮られたとは、彼は夢にも思っていないはずだ。


     
       にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ         
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。



ラオスの長距離バスでの、孤独な戦いについて記そう。



今回僕は、ビエンチャンからルアンパバーンへ、長距離バスを利用してみた。

バンコクからタイーラオスの国境ノンカイまではVIPを利用し、その快適さを満喫したことで味をしめた、といってしまえばそれまでかもしれない。

そんな快適な旅をどこかで期待していたのだ。



ところがどっこい、どうやら僕はラオスをなめていたようだ。



VIPとは名ばかり。外見はそれなりに立派でも、内部はお世辞にも綺麗とは言いがたい。

トイレもない。

妙な匂いも漂う。

どういった意味でのVIPなのだろうか。



で、席も半端ない狭さだ。

一番前に座していたのだが、普通に座っていてもひざがつかえてしまう。浅く座ろうものなら、ひざが痛くて悲鳴をあげ、変な方向に向かわざるを得ない。



また、それだけでも十分に過酷なのに、隣に座った小さい中華系ラオス男が妙に勝ち気。

中華系ラオス男はどうやらグループで来ていた。そのため、大勢で来ているという安心感が気を大きくさせたのだろうか。

あるいは純粋に中華性か。

はっきりとした理由は定かではないが、妙に勝ち気に足を広げる。中華系ラオス男の足は明らかに、僕のテリトリーに侵入しているのだ。

そのため、自然とこっちは足を狭めざるを得ない。



とはいえ、ルアンパバーンまでは10時間以上の旅路。そんな勝ち気な中華系ラオス男にテリトリーを侵略されっぱなしでいるわけにはいかない。下手すれば、足をつってしまう。バスの中で足をつる男、というのは滑稽に過ぎる。

そう考えた僕は足を広げ、自分のテリトリーを取り戻す作戦にでる。



バスの揺れにあわせて徐々に広げる足。

次第に強く触れ合う、モモとモモ。そして、膝と膝。相当に気持ち悪い。

早く気づけ!いや、頼む。気づいてくれ!

「しまった。ここは彼のテリトリーだった。僕はいつの間に彼のテリトリーに侵入していたようだ。これはいかん、いかん」と。



しかし、その中華系ラオス人は一切気づくそぶりをみせない。男同士のモモ、および膝のふれあいをも、なんとも思っていないようだ。

次第に、いらだってきた。



しかも、である。

中華系ラオス男は、座席前方にある台の上に、突然、荷物をドカッと置いた。台の上にもともとあったごみを僕のほうに押しのけて、だ。

その荷物は明らかに僕のテリトリー内も侵犯していた。



ビエンチャンールアンパバーンの道のりは、90%が山道で悪路。

がたがたと揺れたり、くねくねと道が曲がるたびに、その荷物が右往左往する。



僕は荷物が落ちるのではないかと、要らぬ心配をしてしまい、気が気でない。

ついつい、荷物の行方を目で追ってしまう。

人の領域を犯すような男のかばんなのだから放っておけばよいのだが、内心、「かばんの中に壊れやすいもの入っていないだろうか?」などと考えてしまう自分が情けない。

しかも、中華系ラオス男はそんな僕の気遣い知るよしも無く、お構い無しでグループの連中と中国語で話したり、眠ってみたりしている。



右往左往する荷物。その行方を追う僕。おしゃべりに興じる中華系ラオス男・・・

いやはや。一人で妙に気苦労している日本人の姿が、そこにある。



そんなわけで僕は、仕方なく足を狭め、かつなるべく荷物の事を気にしないようにしてバスの道のりを過ごした。

道はがたがたで、無理して寝ている間に何度も、何度も窓に頭をぶつけた。

縮こまっていることもあり、熟睡できない。過酷な道のり。



すっかり夜明けを迎えたルアンパバーンに到着したのは、出発して11時間以上が経過したときだった。

到着したとき、隣の中華系ラオス男は、友人に向かって言った。

「いやぁ、全然熟睡できなかった・・・」



「なっ!?」

それが、このときの僕の気持ちである。



宿に入ってすぐ、シャワーを浴びた。

頭にたんこぶがあった。何年ぶりだろう、たんこぶなんて・・・なんだか悲しくなった。



帰りは、飛行機を利用したことは想像に難くないはず、である。





応援のほど、よろしくお願いいたします
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村