長距離バスに乗り遅れる経験。恐れ入ったよ!タイ人。



2 コメント


20時30分 バンコク発ノーンカイ行き。VIP長距離バス。

今回、これに大きく乗り遅れてしまった。人生初の経験である。

でも、実はなんとか無事、時間通りにラオスのビエンチャンについているという事実もある。




ビクトリーモニュメント(戦勝記念塔)のアパートを出たのは、19時過ぎだった。

バスターミナルのモーチットマイまでは、何事も無ければ30分ほどの道のり。1時間以上も前に出れば十分のはずと目論んでいた。

それに、長距離バスは、定刻どおりに出発することはまずない。必ず、10分以上、下手すれば1時間も遅れて出発することがあるものだ。

というわけで、乗り遅れるとは思いもよらなかった。



バスターミナルへと向かうタクシーがまったく動かなくなったのは、ターミナルまであと数キロ、チャトゥチャック付近である。

大雨も降りだす。

車はうんともすんとも動かない。

とはいえ、あと出発の時間まで45分以上。それまでには着くだろうと考えた僕は、バンコクの渋滞事情を甘くみすぎていたのか。あるいは、普段チャリにしか乗らない僕の想像力の限界か。



ということで、ふと気づけば、出発まであと10分。30分前にいたところから、数百メートルしか進んでいない。

長距離バスは定刻どおりに出発することはまずないとはいえ、やはりソワソワする。

VIPのバスチケットである。値段も安くは無いのだ。なんとかしなくては。

すぐにチケットを取り出し、電話をかける。


「渋滞がひどくて、遅れそうなんだけど」

「ここじゃなくて、○○○ー○○○○に電話して」


たらい回しにあう。

そうこうしているうちに、時間は20時40分。これは、まずい。



「分かりました。伝えておきます」

たらい回しの末の電話で、こんな返事が返ってきた。

タイ人の「伝えておく」にどれほどの信憑性があるかは分からないが、これでとりあえず安心する。



それにしても車は一切動かない。しかし、大雨の中、重い荷物を抱えて走るまでの持久性と根性を、僕は持ち合わせていない。

すると、神の助けのようにバイクタクシーの姿を見つけた。タクシーを飛び降りて、バイクの後ろに乗り込む。


「バスターミナルまで、ダッシュでお願い」

「了解!」

心地よい即答どおり、バイタクの兄ちゃんは、すっかり川と化した大渋滞の道をジャバジャバと突き進んでいく。

すっかり、ビチョビチョだ。でも、そんなこと言ってられない。



20時50分。バスターミナルに到着。99番にノーンカイ行きのバスがあるはず。しかし、見当たらない。

「ノーンカイ行きのVIPは行っちゃった?」

「行ったよ」

愕然とする。

「出発したけど、あの先にいるバスに乗り込め!急げ、急げ!」

僕は雨の中、荷物を抱えてひた走った。夜のバスターミナルの光は綺麗だ、などと考える余裕はそこにはない。



おっちゃんの指定したバスに乗り込む。でも、行き先が明らかに違う。

本当にこれでいいのか?と思いつつ、チケットを提示。

これでいいらしい。どうやら、途中ランシットで降りて、後からやってくるVIPを待ち、乗り換えるそうなのだ。

先に行ってしまったVIPバスを必ず抜き去るという自信は、果たしてどこから来るのかと不安に思いながら、僕は黙って窓の外を眺めていた。



いやぁ、恐れ入った。

車窓から、僕の乗る予定だったVIPを見かけた、と思ったときには、もうサーと抜き去っていったのだ。



というわけで、ランシットで僕は無事にVIPの心地よいバスに乗り込むことに成功したのである。VIPまでの道のりは長かったわけだ。



教訓。

バンコクの渋滞は半端ない。でも、タイ式で行くと、乗り遅れても意外となんとかなる!


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2 コメント:

匿名 at: 2010年8月12日 9:37 さんのコメント...

了太!面白すぎるわ(笑)

Ryota Wakasone(若曽根了太) at: 2010年8月14日 18:52 さんのコメント...

コメント、ありがとうございます。
確かに傍目には笑えるかもしれませんが、当の本人は結構大変でしたけどね(笑)
まぁ、無事に着いて、とりあえずホッとしてます。
今、ラオスのビエンチャンにいます。
これから、古都ルアンパバーンに向かいます。

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