友人の処女作をいただいた





友人からご著書をいただいた。

彼と僕は、同じ日にチェンマイ大学に入って仕事を始めた。

1年弱で一度、母校である大阪大学に戻ったが、任期を終えて今またチェンマイに戻ってきている。

かつてから、共にワイン部員だ。(部員数2人)


そんな彼が博士論文を基にして書き上げた渾身の本。

彼にとっては処女作だ。

今日いただいたばかりなので、まだ読んではいないが、かつて発表は聞いたことがある。

一国史を超えた歴史像が、沖縄と台湾を生きた女性をもとにして、浮き彫りにされていた。

彼らしい「温かな血の通った歴史像だな」と思った。


僕は今、山地と低地、そしてその「はざま」に着目して研究を進めている。

彼もまた国家の「あいだ」に着目している。

ゆっくりと楽しみながら読み、勉強をさせてもらうこととしたい。


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