『火垂るの墓』上映後の講義。心残り。


先日、チェンマイ大学の日本研究センターにおいて、『火垂るの墓』の特別上映会が行われた。

上映後、簡単に僕は講義を行なった。

<チェンマイ大学日本研究センターブログより>


まあ、僕は映画に関してズブの素人。

ただ、大学では一応文学史を担当しているので、暗示表現とか人の心情を読み解く話とかいったように、いわば映画を文学的に見てみようといった趣旨で行なった。

岡田斗司夫先生の『火垂るの墓』論を大いに利用させてもらいながら、なんとなく形をととのえたしだいである。


しかし、中には真面目にしっかりとノートをとっている子がいたという。(参加した学生が送ってくれた)



絵が上手い。

facebookでぎっしりとコメントをした学生もいたらしい。


なんだか、申し訳ない。

僕はあくまでも岡田氏をはじめとした、いろんな人の見解をまとめただけだということを、この場を借りてもう一度声を大にして伝えておこう。


で、講義は色々な学科の学生がいるので、久しぶりにタイ語で話そうと思ったが、なかなか口から出なくて困った。

しかも通訳者が一応ついてくれたので、ついつい頼ってしまう。

やはり、言葉は使わないと忘れるもんだ。


なんだか心残りになる講義となってしまった。


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