大正ロマンな学生からの年賀状



今日から後期の授業が開始した。

まあ、正確に言えば先週から講義は始まってはいたのだが、僕は日本にいたので今日からである。

後期、僕が担当するのは文学史とマイナーの学生向けの日本語、および卒論指導。


今日は文学史の授業があった。

これは前期から引き続きの授業なので、おなじみの学生たち。

相変わらずワイワイガヤガヤとしたムード。

「あけまして、おめでとうございまーす」

子供のように無邪気に言う新年の挨拶が微笑ましい。


また、突然研究室を訪ねてくる学生もいた。

彼は歴史学科の学生で、マイナーの学生向けの日本語を1年半勉強している。

日本のことが大好きで、特に大正時代から戦時中にかけての歴史にハマっている学生だ。

「ダイトウアキョウエイケンは・・・」

そんな言葉が普通に飛び出すのである。


それに冗談でもなんでもなく、彼は高校の学生服とか、あるいはその上にマントをひっかけて授業にくる。無論、学生帽もセットだ。

大正時代の学ラン姿なのである。大正ロマン。


一風変わった男だが、とてもいい学生で、授業後にはよく昼飯を一緒に食べる仲である。

歴史学科の彼の話す歴史の話もなかなか面白いのだ。


そんな彼が今日、部屋を訪ねてきてくれた。

「あのう、これを・・・5日をすぎましたが・・・」




「惜しい、りょうたの「う」がないね(笑)」

「あー、ローマ字から書いたから・・・」

まあ、それでもわざわざ年賀状を書いてくれた気持ちが、十分嬉しいものである。


さあ、今学期も始まった。






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