僕がタイに初めてきたのは、20歳くらいの時だ。
もう、20年も前のことになる。
タイの人たち、騒がしい街、匂い。
圧巻とも言えるパワーの前に興奮し、ハマった。
ちょうど20年くらい前は「タイは、若いうちにいけ」というキャッチフレーズのCM、
猿岩石のユーラシア大陸横断なんかがあって、東南アジアへの注目が高かったように思う。
僕はバックパッカーとはちょっとスタンスが違ったが、それでも大学の長期休みにはタイを拠点として東南アジアへ出かけた。
初めてタイに行こうか、という時、親友の兄に
「これは熱いから読んでいけ」
と言われた。
小林紀晴『アジアンジャパニーズ』だ。
日本から離れてアジアを放浪する人々に焦点が当てられ、写真と文章が綴られている。
非常に刺激的な一冊。
この本を開くと当時のことが蘇り、懐かしさと、もう戻ることのできない若かりし時間を感じる。
そして、僕にとって、タイと関わる歴史の一ページ目にある本なのである。
著者の小林紀晴さん。
実は、一昨年はタイ東北部イサーンで一緒に仕事をし、去年はチェンマイでお会いした。
人生とはわからないもの、面白いもの、と感じたものだ。
そして、今日、職場のメールボックスに手紙が入っていた。
見ると、小林さんのサインの入った年賀状である。
僕がタイと関わる上で欠かすことのできな存在から、年賀状が届くなんて。
うーん、家宝かな。
すぐさま、お返事を認め、郵便局へと走った。
・タイでの映画撮影への同行
・『アジアン・ジャパニーズ』から『日本を捨てた男たち』の時代性へ。
・谷恒生『バンコク楽宮ホテル』と、カオサン通り、iPhone。
・ビエンチャンでビザ。
・チェンマイでの仕事
鼓舞のクリック、よろしくお願いいたします。
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