4年生の文学史の授業が、先日、終わった。

彼らとは、3年生のはじめから、1年半の付き合い。

色々あったなあ、と感慨深い。

皆、驚くほどプレゼンテーションが上手くなったし、洞察力も深まったと思う。


今学期は、全員が1時間分プレゼンテーションをしてもらった。

質疑応答も白熱して、とても面白いものだった。

僕自身、勉強になる場面も多かった。


本当にみなさん、ありがとう。

これからの活躍を期待しています!

って感じである。



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今回の出張で手に入れた書籍のひとつは、赤木攻『タイのかたち』だ。

思い切った表紙である。

さらに表表紙をめくると、碑文。



やはり、思い切っている。


タイには、タイ人であると断言できる人やグループはいない=「タイにはタイ人はいない」という認識のもと、外来人によるタイのクニ建設の歴史が、本書では語られる。

13世紀から21世紀までの、外来人による歴史。

そんな歴史を見つめることで、単一民族国家でもなければ、多民族国家とも素直にいえない、複雑なタイの様相が浮かび上がってくる。

それは、タイの今が理解できることにつながってくるというのだ。

我々がタイに関わっている中で遭遇する「なんだかよくわからないタイ」の場面。

それについて、歴史的文脈で理解させてくれる一冊なのである。


タイ研究の大御所にして、チェンマイ大学日本研究センターも大変お世話になっている赤木先生。

じっくりとご著書を拝読させていただきたいと思う。



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今回のバンコクは、人混みやら、タクシーのギスギスした感じやらで、疲れまくった。

バンコクの住み難さを感じたし、変わりゆくことに対して、少し寂しさを感じた。


ただ、チャオプラヤー付近は相変わらずのムード。

船に揺られて、目的地へ向かう。

おばちゃんが、なにやら前の人と話している。


別に知り合いではないようだが、妙に熱っぽく話している。


外に目をやると、通り過ぎる船に乗る人たちと目が合う。

時折、笑顔をかわしあう。

このあたりは、バンコクの中でもまだまだいい感じだと思ったのである。


ただ、船に大型テレビが付いていたのは、時代を感じずにはいられない。



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バンコクでの楽しみ。

それは、やはり日本食だ。

丸亀うどんは外せない。

バンコクに到着してすぐに食した。


そして、公文書館のお休みの日曜日、スクンビットのラーメン屋へも向かう。

尾道ラーメン。



これがすこぶる美味しかった。

醤油が濃厚で、麺も好みだったのである。


尾道ラーメンといえば、数年前に院生引率で広島に行ったことを思い出す。

広島の街で、1人の院生とバーで飲んでいたら(すでに二次会)、知らないおじさんが話しかけてきた。

「日本人とタイ人なの?どうして広島で飲んでいるの?」

事情を説明すると、なぜかそのおじさんと一緒に飲むことになった。


そして、なんだかんだで四時会までなってしまった。

「こういうのは縁だから」

そう言って、名前も明かさず、全てをご馳走してくれた。

「どこかで、また出会えたらな」

そう言って、颯爽と去っていった。

おじさんと写った写真だけが、今も残っている。


で、尾道ラーメンと言えば…

そのおじさんと飲みすぎたがゆえに、ひどい二日酔いになりながら食べた尾道ラーメンを思い出すのである。

あの日の尾道ラーメンは、二日酔いをすっと和らげる役割を果たしてくれた。

でも、味の面で言えば、正直言って、バンコクで食べたほうが美味しかったと思う。


バンコク。日本食に関してはやはりいい。



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今回のバンコク出張。

それは公文書館に協力いただいて進めるプロジェクトのためである。

今年7月、館長を交えて話し合い、プロジェクトを許可してもらった。

そして今回、第一回目の調査に来たのである。


朝8時半から16時までの開館時間、とにかく一日公文書館にこもっての調査。

かなりの労働である。

あまりの史料の量に気が遠くなる。

目録を見るだけで精一杯だが、それも百冊以上は優にあるのだ。


だが、こんな史料があるのか、と楽しくて仕方ないのも事実である。


公文書館でのコピーは、その日にすぐ、というわけにはいかない。

何日か待たなくてはいけないのだ。(しかも異国人は、マイクロフィルムからのコピーならば、一枚15バーツもする!)

ということで、今回の出張中にお願いしたコピーの一部はまだ仕上がっていない。

近いうちにまた行く予定である。


でもねぇ…

すると、きっとまたコピーをお願いすることだろう。

それで、また後日に出来上がりを取りに行って…

で、またその時に、コピーお願いしちゃって…

どうやら、蟻地獄のような魅力にはまってしまうようである。




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バンコク迷宮に誘い込むゲストハウス。

Sawatdee Guesthouse the Originalだ。

外観(1階は)、何ともしゃれているではないか。

ここで、出張中の6泊、お世話になった。


ゲストハウスに泊まるのは、20代の頃以来かもしれない。

ゲストハウス自体は、嫌いではないし、懐かしい感じである。

とはいえ、さすがに6泊。

ずっと共有トイレとかは厳しいので、一部屋分を予約。


中に入ると、妙に重厚感ある家具で揃えられていた。



新築ピカピカ、とはいかないが、まあ小綺麗であった。




不満といえば、トイレ。

なぜか、西部劇のバースタイルで、上下まるあきだ。



無論鍵もない。


西部劇スタイルの意味は未だにわからないが、でも、久しぶりのゲストハウス。

やはり、割と好きである。



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今回、バンコク出張で泊まった宿が、なかなかすごいところにあった。

チャオプラヤー川近くの、下町感満載の場。


宿を選んだのは単純で、出張目的場である国会公文書館から歩いて数分のところにあったからだ。

それ以外には、特に理由はない。


久しぶりのゲストハウス。

ゲストハウス横の通りはびっくりするくらい狭い道である。


この道に迷い込んでいくと、様々な家とそこで生活する人々の様子が伺える。

夕方になれば、子供達が走りあそび、おばちゃんたちは話をし、おっちゃんらはビールを飲んでいた。

下町情緒とはこんな感じだろうか。


バンコク迷宮を感じる、街かどである。


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