そう、どうやら路上でドラムセットを売っているのだ。
珍しい光景だ。ドラムって、路上で販売するようなジャンルのものなのだろうか。
それに、試し打ちする奴とかいるのだろうか。 ”ドンドコ、ガッシャーン”って。
うーん。できれば、そんな現場に遭遇したいものだ。ちょっと悲しい感じもするけど。
で、その先に、牛乳瓶の底バリのメガネをかけたおっちゃんが、フライドチキンを売っていた。夕飯のおかずとして僕は、1つ10バーツ(約28円)のフライドチキンを2つ注文。
すると、おっちゃん。
「日本人?韓国人?」
「日本人ですよ」
すると、おっちゃん。
「僕日本に住んでいました。新宿知ってますか?」
と片言の日本語で語り始めた。
そりゃ知ってるだろ、という思いを顔に出さないように、知っている旨を伝えると彼は、かつて大久保に住んでいたのだと言った。
「だから、ホラ」
あ~、なるほど。確かに、店の名前は”ไก่ทอด(ガイ・トート:鳥のから揚げ) OKUBO”と記載されている。
かつての住まいを店の名前につけているおっちゃんは、10年ほど日本にいたと言う。
いったい、どういった歴史を歩んで、今ここでフライドチキンを売っているのだろうか。
気になるところではあったが、聞くことなく、店をあとにした。
はやいところ、チキンを口に入れたかったのだ。
応援のほど、よろしくお願いいたします
始めまして。
返信削除タイは露店が多いイメージですが、ドラムとは驚きです。
とても街角の風景が伝わるblogですね。
はじめまして。
返信削除コメント、ありがとうございます。
確かに、ドラムには驚きです。
ドラムは露店で売られるようなジャンルとは違う気がするんですけどね。(笑)