黄金の山:プーカオ・トーンと、鬼が死体を食い漁るサケット寺。



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死体門跡とバンランプー・オンアン水路を越えるとすぐに、ボリパット通りにぶつかる。

これを左に折れて北上すれば、死体を焼却する場として有名だったサケット寺だ。



ボリパット通りに入ると、木のいい香りが。

この通りにはなぜか、木の扉を作っている店が並んでいるのだ。



やはり木の匂いは落ちつく。



扉作りの店並みを見ながら少し歩くと、サケット寺境内にあるプーカオ・トーン(黄金の山)の入り口が見えてくる。

山といっても、プーカオ・トーンは人口の丘で、高さは100mほど。それでも、バンコクは海抜0m地域なので、高い建物がなかった昔においては、それはそれは、堂々たるものだったろう。

それに、頂上には、黄金に輝く仏塔がこれまた堂々と聳え立っている。これがまた、なかなか素晴らしい。



ということで、当然のごとく黄金の山に登ってみることに。






階段は整備され、鐘も綺麗に置かれているのだが、驚かされるのは、斜面にびっしりとあるお墓の数々だ。特に秩序も無く、乱雑に設けられている、ようにみえる。



ある意味、墓の山ということで、夜はちと、歩きにくいだろうなぁ。



5分~10分ほどで、頂上に着いた。

頂上には黄金の仏塔が聳え、人びとはそれを拝んでいた。仏塔信仰は上座部仏教のタイでは珍しいだろう。



ちなみに、プーカオ・トーンはアユタヤのプーカオ・トーン寺を真似て建立され、それにかかった歳月は50年。現在建立から約200年が経っているということで、なかなか歴史が深いのだ。



頂上からの眺めは、なんとも絶景。バンコクの街が一望できる。



風も心地いい。



さて、そんな黄金の山を降りると、サケット寺がある。

死体焼却の場として有名で、コレラが流行したときには、ここに死体が山積みにされたというが、今はそんな恐ろしい様子をしのぶことはできない。

ま、いいことだけど。



このサケット寺に死体が置かれた理由。

それは、サケット寺の近くにあるスタット寺(サオチンチャー横)の地獄絵に描かれている鬼よりも、サケット寺のそれのほうが、死体を食べ漁ることができるからだという。(図説―バンコク歴史散歩 (都市散歩シリーズ)


鬼が食ってくれるから死体をこっちに置く。うーん。合理的というか、なんというか。

でも僕が思うに、それはやっぱり建前。

死体といういわば穢れの象徴は、城外に出す必要があったのではなかろうか。死体を城外に出すための専用の門=死体門があるくらいだし。

だから、城壁内部にあるスタット寺で、焼却することは避けたかったというのが、本音だろう。



ま、いずれにしても、今の境内では、子供たちが遊びまわり、犬は寝ている。まったくもって平和だ。

日が暮れ始めたサケット寺からの、黄金の山に聳える仏塔の眺めはとても雰囲気があった。



ここに沢山の死体が積まれたことは、やっぱり想像しにくい。






参考
図説―バンコク歴史散歩 (都市散歩シリーズ)



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