ココヤシでのど潤す。



タイは、灼熱の太陽に照らされる。昼間の暑さは格別だ。

ちょっと外を歩けば、ジリジリと体が焼けていく感じを覚える。

昼間でもビールが飲みたくなる。

我慢する。


道を歩いていると、よく見かけるのが、ココヤシを売っている場面。

ということで、ビールの代わりといっちゃなんだが、今日は、笑顔なおっちゃんのココヤシの屋台で、ココヤシを切ってもらった。



ココヤシ水のほのかな香りと甘みが、のどを潤してくれる。



これで、タイの灼熱の道を、また少し歩く元気が充電される。


そもそもココヤシとは?

『タイ日大辞典』(冨田竹二郎編)を引くと、驚くほどのココヤシの情報が記載されていた。ここに、列挙しよう。

①ココヤシの樹は、牛と同様、捨てるところがほとんどないほど、利用価値が高い。
②ココヤシには、枝がない。
③葉は屋根ふき材やほうき、やきとりの串、なんかに利用できる。
④幹は、木材として利用可。かなり硬い。これで橋を作ると相当年、渡ることができる。
⑤ココヤシの実で砂糖や酒も作れる。
⑥ココヤシの実を包む繊維質部分はロープやたわしに。
⑦繊維質を取り除くと、かなり硬い殻。それで、容器やボタン、しゃもじ、なんかを作ることができる。また、殻を焼くと火力の強い炭にもなる。脱臭剤や毒ガスマスクにも使われる。
⑧硬い殻の内側にある白い果肉は、おいしい。これを絞って出た汁が、ココナッツクリームだ。
⑨ココナッツクリームで作ったアイスのおいしさは、半端ない。
⑩搾りかすは肥料や飼料にもなる
⑪果肉を干せば、ヤシ油が取れるし、石鹸や蝋燭の材料にもなる。
⑫果肉の内側には、コップ2杯分くらいのココヤシ水。ほのかな香りと甘みが美味。暑期ほどおいしい。
⑬ココヤシ水は、妊婦にいいといわれる。
⑭海岸で、殻の中に氷を入れて、ライムジュースとウイスキーを注いで、ストローで飲むのは格別。
⑮殻の頭を削るのは、一撃でなくてはならない。削り道具の鉄が何度も触れるとまずくなる。
⑯タイで最もココヤシが多く生えているのは、サムイ島。
⑰1000本のココヤシの樹を所有すれば、タイの総理大臣とほぼ同等の年収を得られる。
⑱ブタオザルを躾けて、ココヤシの木に登り実を落とさせるという手法もある。

ココヤシの情報量をみると、そのすごさがわかる。

僕が一番興味があるのはもちろん、⑭だ。

今度試してみることにする。でも、海じゃなくてもいい気がする。

3 件のコメント:

  1. 友人のプログを読んでいたら、たまたまランキングの近所にこのプログを発見。以来(と言っても1週間程)楽しみに拝見しています。私もほぼ毎月、バンコクに行っているのですが、最近は数日で出ることが多く、いつも楽しみと言えばヤワラーでの食事と、MBKでのCD&DVD探索、映画鑑賞とマンネリ気味。食やバーなんかの情報楽しみにして、次はいってみようと思っています。今月はバンコク・タイ滞在12時間ほどなので無理ですが、来月は4~5日バンコクでの滞在を組み、ブログ上のお店探索したいと思っています。

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  3. 匿名様
    コメント、ありがとうございます。
    匿名様のバンコク滞在がもっともっと楽しいものになるように、自分の話が少しでもお役に立てれば!という気概をもって毎日記します(オーバーですかね?)。
    とはいえ、僕は毎日特別なことがあるわけでもなく、本当に日常的なことしか書けないんですけど・・・。
    そんなブログですが、これからもよろしくお願いします。

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