深夜ウイスキー、かたむけたらヤモリ割り。



2 コメント


一仕事終え、そろそろ眠りにつこうかという深夜。 

たまには寝酒でも、ということでウイスキーをつくることにした。 



カラン、カラン。

氷どうしのぶつかりあう音が、耳になんとも心地いい。

そこにウイスキーをいれ、ソーダを注ぐ。

ソーダのはじける音が、美味しそう感をかき立てる。


つくりたてのウイスキーを、机の上におもむろにおく。


ソーダで割っているとはいえども、気分はすっかり裕次郎だ。


まずは一口、クイッと飲む。なんともうまい。

一日の疲れを吹っ飛ばしてくれるようだ。


さて、飲みはじめて思う。

このまま、寝たら幸せだ。

よし、そのまえにシャワーを浴びとこう。


今になって思えば、この決断がまずかった。

だが、このときはそんなこと考えもせず、鼻歌まじりで体を洗う。


シャワーを終え、そしてまた机に戻る。

ここでガウンでも着てようものなら、完全に裕次郎。

だが、むろん、そんなものは家においてはいない。


タンクトップに短パン姿で、どかりと椅子に腰掛け、ウイスキーをのむ。

Kindle Store で買いたての本を読む。

海外の、しかもロッブリーという田舎に住む身としては、電子書籍はなんともありがたい。


そんなことを噛みしめていたら、いい感じの眠気が襲ってきた。


「よし、じゃあそろそろ寝るか」

こうして一日の締めくくりをウイスキーを飲みきって終えようとしたとき、である。

下唇にむにゅっとした感覚。

うん???お茶っ葉???


コップを見て、驚愕した。

なんと、ヤモリのしっぽをくわえているではないか。

ペッと吐き出しながら「わあ!」と叫び、反射的にコップを机のいちばん遠いところにおいた。





しばらく、状況が飲み込めない。

深夜に一人で、ヤモリのしっぽをくわえる男。


ゆっくりと、コップを覗き込む。

彼は死んでいる。

彼はきっと、僕がシャワーを浴びているときに、誤ってコップの中に落ちてしまったのだろう。

かわいそうなことだ。




でも僕は、こんなヤモリを一瞬といえども口に含んでしまった。(しっぽ)

そして、おそらく最初の一杯以外は、ずっとヤモリのエキスとともにウイスキーを飲んでいた。

ヤモリ同様、僕もまたかわいそうである。


深夜、1時。

「しっぽの食感(?)が忘れられず、気持ち悪い」というのももちろんあるが、それ以上に、「毒的なこと、バクテリア的なことで体がおかしくならないか」とモーレツに心配になる。

とはいえ、誰かに聞こうにも、電話する時間でもない。

また、こんなときに限って、インターネットの調子も悪い。


仕方ないので、まずはウイスキーの残りを死んでいるヤモリごと外に捨て(外は木々である)、眠ることに。

朝、ちゃんと目覚めるように、結構真面目に祈っていた自分がいた。


で、おかげさまで、翌朝ちゃんと目が覚め、今もこうして元気でいる自分。

ヤモリ割りを飲んでも人間死ぬことがないということ、そしてヤモリはムニュっと柔らかいという、教訓を得た。







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2 コメント:

Phimai at: 2013年10月6日 9:09 さんのコメント...

ひぇーーそこそこ大きいのに気付かなかったんですかー?
爬虫類絶対ムリーー。無事に目覚めて良かったですね。(笑)
ところでまた洪水がひどいですね、Ryotaさんの住んでる辺りは大丈夫ですか?

Ryota Wakasone(若曽根了太) at: 2013年10月6日 17:30 さんのコメント...

それが残念なことに気づかなかったんですよね〜。笑最後の最後まで。
本読みながらだったもんで…
ま、ゴキブリとかじゃなくてまだ良かったかなぁと、今は思っています。

洪水はアユタヤーの方ははじまっているようですね。
ロッブリーでも土地が低いところは少し水がつかっているようですが、幸い僕の住んでいるあたりは問題ありません。ご心配いただき、ありがとうございます!

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