最悪な事態。バンコクのアパートにて。



4 コメント
さっき、最悪の事態にあった。



赤服と軍隊の衝突で混乱しているバンコクにある今、僕は一応、特に用のない限りは外出を控えている。

まぁ、僕の住むアヌサワリーチャイ(ビクトリーモニュメント)付近は、全く赤服の影響もなく、平穏なものだが、それでも一応、だ。



ということで、暑いタイ。今の僕は、ほぼパンツ一丁姿の生活だ。

ところが、それが、大変な失態につながってしまった・・・。


タイのアパートというのは面白いもので、ごみ出しが非常に楽。

瓶だろうと缶だろうと、生ごみだろうと、なんだって分別することなく、アパートの階ごとに設置されている共有のゴミ箱にごみを捨てることができる。

しかも日本のように、何曜日は燃えるごみ・・・みたいな感じもない。

いつでも、どんなごみでも、共有のゴミ箱に捨てればいいわけだ。

環境への配慮は一切なさそうだが、楽は楽といえよう。



で、僕はその共有ゴミ箱のすぐ近くの部屋に住んでいる。だから僕は自身の部屋にあまりごみをためない。

すぐに、共有のゴミ箱に持っていってしまうわけだ。(でも缶や瓶は分けるくらいの分別はしている。どうも気になるのだ。日本人らしさかな?)


で、さっきも、ご多分にもれず、共有ゴミ箱に捨てに行ったわけだが、そこでハプニングが。

風でドアーがしまってしまい、運が悪いことに鍵がかかってしまったのだ。

無論、僕はパンツ一丁。しかも、裸足。

ありえない状況だ。しばらく呆然とする。何が起きたか把握できない。

一応、ドアーに行って、無駄に”がちゃがちゃ”やってみる。そんなので開くなら、鍵の意味はないことくらい、今になれば冷静に思える。


仕方ない。管理人室に行くしかない。


でも僕は8F。管理人室は1F。

エレベーターが一つの試練だ。

パンツ一丁の裸足の男が、1階に向かう姿は、あまりに不審者すぎる。

最悪の事態だ。


とはいえ、仕方がない。

意を決する。

エレベーターの呼ボタンを押す。

「チーン」

そこで、誰か乗っていては、その人にとっても、自分にとっても、あまりに衝撃的過ぎるので、隠れていた僕。もちろんパン一の裸足姿。

幸いにも誰も乗っていなかった。

そこで僕は、エレベーターに乗り込み、1Fをおもむろに押した。


エレベーターは静かに1Fへと向かった。

緊張の面持ちで、7F、6F、5F・・・と見守る。


「チーン」

”マジか!?”4Fで止まろうとするエレベーター。


”最悪だ。やばすぎる・・・”

”どうする?!パンツ一丁に裸足が当たり前の生活、的な顔をするか。それとも、ダッシュですれ違うように、降りてしまおうか。でも、それを目の当たりにした相手は衝撃的なすぎやしないか?”

などと、あれこれ考えて、結局最善策がまとまらないまま、ドアーは開いてしまった。

高校生くらいの男の子だった。

”よかった~。とりあえず、女性じゃなくて”


とはいえ、パンツ一丁で裸足なことは事実。

パニックな僕はその男の子に向かって、「いやぁ、鍵が閉まっちゃって・・」と極めて明るく、笑顔を傾けた。やましいことがあると自分から話しかけるという好例だろう。

男の子は、「はぁ・・・」とだけ言った。


微妙な二人のエレベーター空間。

なぜか裸足でパンツ一丁の30の男が、高校生男子と一緒にエレベーターに乗っているのだ。変な空気じゃないわけがない。

目のやり場に困る。まぁ、相手はもっとそういう思いだったかもしれない。


さて、あとは1F。

ここで、誰もエレベーター待ちをしていないことを祈る。

2Fから緊張。

「チーン」

開いた・・・。

いた・・・。

おばちゃんとその娘さんだ。

2人はもちろん僕を見る。そりゃそうだろう。なにせ、パン一で裸足だ。

僕はササッとエレベーターを降りた。


管理人を探す。

最悪にも、沢山の人々と外で話をしている。

本当に、最悪が続く。


でも、話すしかない。僕は開き直り、その輪に向かって「いや~鍵がかかっちゃったんだけど」と笑顔で言った。

僕を見た多くの人々の会話は一瞬止まったのは言うまでもない。なにせ、何度も言うが、パン一で裸足だ。

でも、タイ人は優しい。みな、すぐに状況を察したらしく、管理人に急いでやるよう促した。

管理人は、「そうか、ちょっと待ってくれ」と言って、スペアーキーを取りに行った。

その間、僕は無駄にその多数の人と話すことに。

やたらとテンションを高めた。あくまでも陽気に、自分の置かれた状況を楽しむ様を演出したのだ。

その時間は、本当に長かった。


管理人が、スペアーキーをくれた。

よかったぁ~という思いで、ダッシュでエレベーターに乗ろうと思ったが、後ろから痛いほどの視線を感じていたので、ゆるりと堂々たる様相でエレベーターに乗り込んだ。

あくまでも俺は余裕なんだ、という演出をすることを忘れなかったのだ。

エレベーターに乗り込むと、ようやく一息つき、そしてそれからは誰とも会うことなく無事、部屋に到着したのだった。


教訓。

部屋にいるとき、いや少なくともごみを捨てに行くときくらいは、上を羽織ろう!


最後に、ひとこと。バンコクがこんな状況下にあるのに、こんなふざけたことを起こしてしまってすみません。



応援のほど、よろしくお願いいたします
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4 コメント:

michi at: 2010年4月12日 10:31 さんのコメント...

治安が悪いのではと心配でしたが、大丈夫そうでほっとしました。今回の記事とても楽しく読ませていただきました。
ハラハラドキドキ!すばらしいですよ!

Ryota Wakasone(若曽根了太) at: 2010年4月12日 20:51 さんのコメント...

michiさん。
コメントありがとうございます。
こんな状況下なのに、あんなことになってしまい・・・て感じです。これからは、気をつけます。

匿名 at: 2010年4月14日 12:41 さんのコメント...

情景を思い浮かべながら笑ってしまいました。そうなって欲しくないと願ったときに限って何故かそうなってしまう。不思議ですよねえー。でも良い教訓と思い出になりましたね。パンツ一枚の姿を見れた人々もラッキーでした。しばらくはその会話で盛り上がるでしょう!!

Ryota Wakasone(若曽根了太) at: 2010年4月14日 17:04 さんのコメント...

いやはや、お恥ずかしいかぎりです。管理人はあれからというもの、心なしかいつも半笑いで僕を見ているような気がしてなりません。まぁ、考えすぎだと思いますけどね。
コメント、ありがとうございました。

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