年末、高校の同級生と会った。母校のすぐ近くにあった善福寺公園(学校は移転し、かつての校舎はマンションに変わってしまった)。そこで、自転車で待ち合わせ、合流した。「おう」3年ぶりとは思えないほど素中の素で挨拶を交わし、そのまま自転車をこいて、西荻のパン屋へ向かった。いくつかのパンとコーヒーを買って公園に戻り、池のほとりで食べた。あーだこーだとしゃべって、寒くなってきたら歩く。疲れたら一休みして、また体が冷えたら歩く…気がつけば5時間近くたち、日は暮れかかろうとしていた。日が落ちる前にと、自転車を走らせた。「不思議なもんだ」友人は別れ際、そうつぶやいた。「じゃ、また」学生時代みたいに別れた。かつての通学路。中学・高校時代は、毎日、片道40分このあたりをこいでいた。12月夕暮れの道の景色は、なんだかあまり変わっていないようにも感じた。でも、どうやら僕も友達も、あの頃から20年以上も年を取り、生活も変わったようだ。「不思議なもんだ」確かにそんな気がしてきた。<関連記事>・竹工芸家の友人との約束から・膝はずし・一周忌、いつもと同じ帰り道。・「できればもう一度、一緒に酒を呑みたいもんだなぁ」って。・Google ...
1月 08, 2022
一時帰国。
Posted by Ryota Wakasone |
12月いっぱい、正月明けまで、日本で過ごした。世界は偏見や分断が進んで、世知辛いように思えてならない。でも家族や友達、お世話になっている先生方、皆さんにあたたかく迎えてもらった。とても、ありがたい。「自分の周りの人たちと、生活を大切にしていかないと!」これまで何度も日本に一時帰国したが、今回ほどそう思ったことはなかった。みなさん、ありがとう。そして、今年も飛躍の年に!<関連記事>・幼馴染が40才か。・幼馴染と腱鞘炎。・いつの日にか、また。・膝はずし・食事前、制作者の友人を思い浮かべ、酔う。 鼓舞のクリック、よろしくお願いいたしま ...