「タイの聖地は?」。学生の今風の答え。



ある日の文学の授業。
いつものように進めていたら、「聖地」という言葉の意味の話になった。
ひととおり説明して、わかっているか確認するために「ちなみにタイの聖地は?」と聞いた。
ある学生が即答。「ドイツ」。
おおー。どよめいた。
うなずきあう学生たち。

おんどがこれまでと随分と変わった。ちょっと前まではこの手のジョークは微妙な空気になった。
うーん、と変なうなずきくらいだった。
のどから出かかっても、みな飲み込んでいた。しかし、今や変わった。
くだらないしがらみを、わけのわからない伝統・制度を今、彼らは変えようと叫んでいる。
その声や技術は、古い世代を凌駕している。
つながりあって、別次元で動いている。
たちあがる若者たち。
れきしを変えるのは彼らだ、と思う。古い人たち、彼らに希望をあげて欲しい。暴力だけはやめて欲しい。


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