タイの卒業式は一大イベント。卒業生の家族が総出で大学に来る。



式の様子をモニター越しに皆で見る。
大学内の芝生にゴザを敷いて、卒業生が戻ってくるのを待つ。
家族皆さんにとって、極めて大事な式なのだ。

僕は卒業式には出なかったが、卒業アルバム用の写真撮影だけは行ってきた。
1学年に学生は7−8千人はいると思われ、その撮影だけでも大変なイベントである。

僕の所属する人文学部は朝5時集合。気温15度くらいの冷えるチェンマイで、大学の特設撮影会場に向かった。



いくつかの特設ステージが並び、そこに学生が並んで待機している。
僕はAのステージで、この写真でいえば1番右にチョコンと座っている。

完全に夜明け前だが、出来上がりはおそらく昼間のように修正されるのであろう。
僕は卒業アルバムを見たことがないので、出来上がりは不明だ。



全体撮影のあと、人文学部から来ていた教員数名でも撮影した。
僕が着ている紫のものはチェンマイ大学のガウンで、レンタル。
紫以外のガウンを着ている先生方は、自分の卒業した大学のものだろう。とにかくカラフルだ。

この撮影から数日後に卒業式が行われ、無事に終わった。

僕の大学の卒業式はもう24年も前のこと。武道館で行われた。
中高から大学に進んだ僕にとっては、久々に昔ながらの友人に会う機会で、式そのものの記憶は薄い。
とにかく、式場が騒がしかったのを覚えている。
タイの厳粛な卒業式とはまるで違った、秩序も何もないものだった。

祖父母が卒業式を見に来てくれたのを覚えている。
「なんだか、みんな携帯電話で話していて、騒がしかったね。今の時代はそうなのかね」
そんなことを言われた気がする。
わざわざ見に来てくれたのに、なんだか申し訳なく今になると思う。

家族に対して卒業の節目をしっかりと見せ、そしてそれをしっかりと皆で喜ぶタイ。
そのほうがいい思い出になるに決まってる。

学生のみなさん、卒業おめでとう。
どうか、大志を抱け!
(人がいない時を見計らっての、自宅エレベーター前にて妻撮影)




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子供の頃から、飛行機に妙に興奮する。

免許を取った頃は、よく友達と城南島に行って飛行機の離着陸を見ていたものだ。


実はチェンマイには城南島、いやそれ以上の近さで見られるところがある。


運転免許を扱う陸運局の前。免許の関係でそこに行けば、驚かされるであろう。ものすごい近さを飛行機がかすめるのだ。

目の前にある歩道橋に登ろうものなら、マイケル・ジョーダンくらいであれば届くのではないかと錯覚を覚える。


去年の年末、父母がチェンマイに来てくれた。

僕と同じく、いや僕以上に無類の飛行機好きの母をそこに連れて行った。


近くのガソリンスタンドに車を停めて家族で歩いた。

マイケル・ジョーダンのことは伝えてあったが、さすがに母も半信半疑。

その時、轟音と共に一機の飛行機が我々の頭上近くを通過した。

母は大はしゃぎ。急いで歩道橋に行った。


歩道橋にはタイの若者2人が座っていた。そこで飛行機の着陸を眺めていたのだ。

我々も座って待った。そして、5分から10分に1本ぐらい飛行機が降りてきた。

そのたびに母は「来た!来た!」と写真を撮った。




何とも言えない夕方のひととき。この場所はおすすめだ。

あなたが無類の飛行機好きならば、ビールでも飲みながら、1日過ごすことができるであろう。ちょうど、相撲を見に行く気分だ。


母は生まれ変わったら飛行機の仕事に就きたいという。

僕も実は小学校低学年くらいまでパイロットになりたいという夢があった。

おじいちゃんやおばあちゃんに「パイロットになったらただで乗せてあげるね」なんて無邪気に言っていた遠い日々。近視はつらい。


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気づけば新年。

去年の1月にブログをアップしてから、あっという間に1年経ってしまった。おかげさまで一家みな元気です。


去年は中高時代の友人に数十年ぶりに会ったり、仕事を一緒にしたりして、なんとも刺激的な1年だった。

その辺のことは、後日改めて(来年にならないよう努めます)。

まずは、正月らしく飲みのことを書いておこう。


去年11月。かれこれ10年近くずーっとお世話になりっぱなしの共立女子大の先生から、「今、チェンマイ大学にサバティカルで1年いる先生がいまして、その人、絶対に若曽根先生と合うから紹介するためにチェンマイに行きたいです。講演招待のレターを書いてもらえます?」とご連絡をいただいた。


もちろん、即OK。僕も共立女子大で講義をさせてもらい、かわりにその先生にチェンマイ大に来ていただいた。そして、先生をご紹介いただいた。


その先生のニックネームはピーガン。

ピーガンとは異常なほどに共通点が多かった。

20年前に住んでいたバンコクのアパートは目と鼻の先だった(時期は少しずれていたが)。

遊んでいた場所もほぼ同じだった。

好き嫌いや考え方、教員になるまでの経過も似ていた。

ということで、11月に初めて出会ってから頻繁に飲んだ。

「この店、バンコクのランナム通りっぽいですよね」なんて話しをして。


そして正月は我が家で飲むことに。

20年前のように「若さいっぱい夜中まで」とならないように15時から始めることにした。





鍋やおかずを食べながら、ビールに日本酒、ウイスキーと飲んだ。

「このささみフライは無限に食べられますね」とピーガンはおっしゃった。

「そのセリフ、いつも旦那も言ってますよ」と妻が言った。


そう、ささみフライは子供の頃から無限に食べられると踏んでいる。

大葉とチーズ、そして梅肉が豊かな味を生み出す。

40半ばを過ぎれば、ウイスキーが進む。


ささみを貪りながら、3人で大いに語り合った。

未来のことを語るのは楽しい。

もしかしたら歴史的な1日になるかもしれない構想で盛り上がった。

ワクワクだ。


はっと気づけば23時。かれこれ8時間飲みっぱなし。

飲みの体力。ささみの無限食い。

我々、「20代の頃と同じ」とまではいかないが、まだいける。


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