日本とタイの歴史的関係について書かれた本を見かけた。
『友好関係・380年』と題すこの本。
徳川とアユタヤの歴史的関係のことなんかに言及されてて、非常に興味深いのだけど…
どうも中盤から不思議な頁が目について仕方ない。
不動明王立像の横に、キリッと冷えたコーラ。
ラーマ4世時代まで続いた日本とタイの交流船の横に、なんともいえない表情で西洋のビリヤード選手に注がれたビール。
古きタイの村の横に、ビジネスマンがきゅっと飲むオロナミンC。
といった具合に、妙に飲み物とのコラボにこだわってみたり…
やたらと豊富な種類の扇風機に囲まれた女性があったり、となんだか訳が分からないのだ。
どういった経緯を経て、この形式でいこうと会議で決まったのか。(会議はないか…)
なかなか気になるところではある。
ちなみに、日本とタイの交流史を扱ったもので、管見の限り一番詳しいのはこれだろう。
石井米雄・吉川利治編『日・タイ交流600年史』のタイ語版である。
とはいえこの本には、『友好関係・380年』のような妙な不思議性はないので、そこらへんは期待しちゃいけない。
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あはは、よく見つけましたねー。
返信削除普通の雑誌感覚でこういう歴史的な本を作るからすごい(笑)。
ある意味レアものですね。
『日・タイ交流600年史』タイ語版は装丁もステキですね。
私もタイ語の本をスラスラ読めるよーになりたいなー。
装丁、確かにいいんですよねぇ。
返信削除これは第2版のようで、初版の装丁とは違うようです。
写真も豊富なのでこの本を買おうと思って、チュラのブックセンターに行ったんですが、「もう無い」と店員さんにろくに探さないで言われちゃいました…
第3版を待つしかないですねぇ。残念。