ものすごいご利益。バンコク・エラワン祠のブラフマー像。

タイでは、人々の生活に仏教が深く根付いている。



チットロム駅近くのGaysornゲイソン前に、エラワン・プームという祠がある。



ここでは、ヒンドゥー教の神ブラフマー(世界創造の神。日本では梵天)が祀られている。

金色に輝くブラフマーが、周囲の近代的な建物や、上空のBTS(スカイトレイン)と、なぜか不気味にマッチしている。

ここエラワンのご利益は、タイにおいて、ものすごく有名で、願い事が成就する確立が相当に高いらしい。そのため、参拝客はひっきりなしだ。



また、エラワン祠の敷地内では、あでやかな衣装をまとった女性たちによる、タイ伝統舞踊を見ることができる。ここで祈願をし、それが成就した人は、必ずお礼参りにやって来る。その際に、エラワンのブラフマーに対して感謝の意を表すために、伝統舞踊を依頼するのだ。

ここでボーとしていると、伝統舞踊がかなり頻繁に行われていることが分かる。どれだけの人々の願いがかなったのだろうか。すごいことだ。

ということで、ここは常に人気のある場なのだ。

しかし、かつて、ここエラワンでは痛ましい事件が起こったこともある。

2006年3月、精神をわずらった男性が、エラワンのブラフマー像をカナヅチを使って破壊したのだ。これに対し、周辺にいたトゥクトゥクの運転手や、道路の清掃作業員たちは大激怒。エラワンのブラフマー像を破壊した男性に対して集団で暴行を加え、この男性は死亡した。

この事件のあったちょうど次の日、僕はまだ事件があったことを知らないで、エラワンの前を通りかかった。エラワンのブラフマー像はシートにかけられ、何か葬式のような儀礼が行われていたので、何かあったのかな?と思った。あとで、事件のことを知って驚いたものだ。

それにしても、集団でリンチして殺してしまうとは、ものすごい信仰の深さだ。










2 件のコメント:

  1. 今月ここのすぐそばで会議があり参加してきました。

    なんだか踊っている人たちがいるなあ程度で遠目に見て通り過ぎていたのですが、そんなに御利益があるとはつゆ知らず・・・。
    ご投稿いただいた写真を拡大して祈ってしまいました(苦笑)

    来月も会議でこのそばに行きますので、きちんとお祈りをしてこようと思います。

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  2. ronyuiさん。
    今、この投稿に対して、コメントいただいていることを知りました。すみません。返事が遅れて。
    エラワンは、ご利益が凄いらしいですよ。この前は、日本のテレビでも紹介されていました。
    事細かく祈ったら、本当にその通りになったとか…。
    僕も、次にエラワン行ったら、事細かく祈ってみます。(笑)

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