5月末日をもって、ロッブリーの大学での勤務を終えた。
今、7月なので、この報告もおかしい話ではある。
ロッブリー勤務最終日は、2年生たちが食事会を開いてくれた。
場所はムーガタ(タイ風焼肉)だったのだが、場所が大学の裏ということで、酒が売られていなく、極めて健康的な夕食となった。
当日。
夕方6時からだというのに、
「先生、6時半からにしてください」
と、学生から連絡が入った。
「ふふっ」
タイ社会では慣れっこのことである。
想定内。
で、7時を過ぎた。
半分くらいの学生が来ていない。
「相変わらずのタイ人らしさ」
そう思いながら、先に来ていた学生とともに、先に肉を食べ始める。
この肉にはビールがほしい、と少し思う。
しばらくすると、ぞろぞろと遅れ組7、8人が到着した。
「先生〜。遅れてごめんなさい」
ワイワイしながら、さっそく、彼女達も肉を焼き始めた。
そして、
「先生〜。泣かないでね」
そういって、渡された。
『おもいで』と題された、2年生の生徒達のメッセージ集。
これを作っていたがために、遅れたらしい。
それだったら仕方ないと感じる、単純な僕である。
「はじめに」には、「寂しくなったときに見て、笑ってください」とある。
中には、一人一人の写真やメッセージが書かれていた。
2年生はみな明るく、団結と協力をモットーにしたようなクラスだった。
礼儀正しくて、人懐っこく、可愛かった。
毎年3年生の授業はほとんど僕がもってきたので、彼ら彼女たちとは、これからもっと接するはずだった。
楽しみだったもんである。
しかし、僕はロッブリーを去ったので、本当に申し訳なく思う。
でも、学生からの温かいメッセージを見たら、身を引き締めなければならない。
一生の宝物である。
大爆笑している理由は、ちょっと思い出せない。
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めっちゃ素敵なアルバムですね!これこそ教師冥利に尽きるって感じじゃないですか~。
返信削除Ryotaさんと過ごした時間を生徒さん達もいい思い出になってるのですね。
新しい職場の方達ともすぐ慣れそうですね、皆きっとRyotaさんの"素"なとこが好きになるんだろうなぁ。
確かに、素敵なアルバムです。少し泣きそうになりました。笑
返信削除一生、大事にします!
新しい場所、新しい職場でもいいことがあればいいなあ、と思っています。
はじめまして。
返信削除素敵な送別会の様子を拝見させて頂きまして、こちらまであたたかい気持ちになりました。
素朴で明るい学生さん、こちらは多いですよね(毒も強いですが)。
ロッブリー去年、久しぶりに訪れました。
5、6年ぶりでしたが変わらず夜のライトアップの素敵な街でBKKからもう少し近距離であれば
頻繁に訪れたいな、という気持ちを以前と相変わらず実感することができました。
骨の折れるお立場であられながら、いつも前向きな記事に励まされます。
今後もご活躍、応援しております。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除はじめまして。コメントありがとうございます。
返信削除ロッブリーは本当にいい街ですよね。僕も3年間、ロッブリーに住めてよかったと思っています。
今は引っ越してしまいましたが、時々、街に行くことになりそうです。
前向きな記事、ですか?
僕の場合、前向きというよりむしろ、ただただ能天気なだけのような気がしないでもないですが…。笑
これからも、よろしくお願いいたします!
コメント、ありがとうございました。