タイ式のおかゆとタフネスな教員。
実はここ数日、体調をくずしていた。
腹が妙にはり、そして熱があった。
”タフネスな教員”の異名を求めている僕としては、なるべく早いところ体調を整えねばならない。
ということで、ここ最近食していたのが、タイ式のおかゆだ。
タイ式のおかゆは、日本のそれと違って味がしっかりとついている。
しかも、具材もひき肉からエビ、鳥など好きなものをいれることができるのだ。
ので、日本のおかゆを好まない僕でも、こちらでは美味しくいただくことができる。
(さらに、ナンプラーと唐辛子をいれれば、一気にタイ料理満載の味付けとなるものだ)
ところで、僕のアパートの下には小さな食堂がある。
おばちゃんが1人で営業していて、味はどれもなかなか旨い。
勤務を終えてアパートに戻ると、まずは下の食堂で先に注文を済ませる。
そして、出来上がった頃に取りに行くというのは、住みはじめて1ヶ月以上。すっかり定番となった。
「おばちゃん。今日はおかゆをお願い」
「おかゆ?珍しいね。体でも悪いのかい?」
「そうなんです。どうも、熱があって…」
「それは大変だね。ゆっくり寝なさい。20分くらいでおかゆは出来上がるから、部屋に持って行くよ」
「いや、大丈夫です。取りにくるから」
なんとも優しい話である。
でも、タフネスを気にして、自分で行うことに。
20分後。食堂へ取りに行く。
ワイワイ、ワイワイ。どうも、聞き覚えのある声。
「センセーイ。こんにちは。一緒にソムタム食べる?」
やはり、いつもの2年生たちだ。
実は2年生の数人は同じアパートの住民である。
しかも、僕はロッブリーに来た当初、その娘たちの部屋に寝泊まりしていた経緯もある。(詳しくはコチラ)
「いや。もう、ごはんあるからいいよ。また今度ね」
極めて元気に。そう、タフネスを装う。
「そうなの〜。まぁ、ソムタム辛いしね。センセイじゃ食べられないかもね。じゃあ、センセイまたね〜さようなら」
ふー。どうやらタフネスのイメージは保たれたようだ。
それが数日前のこと。
で、今日。
「センセイ。体調治った?熱あったんでしょ?」…
うーん。実はよく体調を崩す僕。
そんな僕が”タフネスな教員”のイメージを創りだすにおいて、タイ社会の秘密ごとが難しいオープン性はなかなかの障がいになるかもしれない。
ところで今気づいたが、下の食堂にソムタムは売っていない。
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体調は復活しましたか?
返信削除生活の環境が変わると誰でも体調を崩しがちになりますよね、
タフネスで頑張ってるRyotaさんのようですが無理なさいませんように。
phimaiさん
返信削除体調、完全に復活しました。環境がかわっても、住み慣れたタイということでストレスフリーで生活していたはずなんですが、やはり、どこか気を使っていて疲れがでたんでしょうね。ご心配いただき、ありがとうございます!