バンコクの喧騒は相変わらずで、田舎の静けさを懐かしく思わんでもないが、それでもやはりバンコクには魅せられる。
しかも、慣れ親しんだランナム通りを離れ、そこから徒歩で15分ほどのディンデーンに、今は滞在しているので、街の雰囲気が異なっていて刺激的だ。
「たかが徒歩15分で」と思うかもしれないが、これがまた大きく違うものだ。
ランナム通りは日本人をはじめとして、多くの外国人が住む。
キングパワーという免税店もある。
そして綺麗に整備されたサンティパープ公園もある。
そのため、ある程度環境の整った町並みだ。
(まぁ、ランナムは赤シャツの騒ぎの真っ只中にあって、銃撃戦なんかがあったことは、置いておいて・・・)
しかし、ディンデーンは下町情緒丸出し。
喧騒と活気、パワーに満ち満ちているのだ。
四六時中行きかうトゥクトゥクとバイクの音は、なんともけたたましい。
夕方になると、ソイ(路地)には子供たちが遊びまわっている声がこだまする。これもまた、けたたましい。
そして、おっちゃんたちもビールやウイスキーを片手に、そんな子供たちを見ながら、ダラダラと過ごしている。これは、羨ましい。
そう。
いうならば、秋本治氏の描く、少年時代の両津勘吉が過ごした町並みを彷彿させるのだ。
というわけで、歩いていると、今にも両さんが飛び出してきそうで、なんとなくワクワクする。
僕は彼の大ファンなのである。
さて、晩飯を食うために、きったないお粥屋に足を運ぶ。
これだけの下町情緒の中で、これだけきったないお粥屋は美味いに決まっている。僕の根拠の無い思い込みだ。
かなりのスピードで、料理が運ばれてきた。
そして、かなりの旨み。
下町の、汚くて安い料理屋ほど美味いはず!という僕の予想は、はずれることがなかったのである
下町パワー、圧巻。
応援のほど、よろしくお願いいたします
にほんブログ村
はじめまして。
返信削除いいですねえ~写真と言葉の感じが。
バンコクの下町ならどこがいいのかなと考えています。
ときどき来ます。
私もタイのブログやっています。