最近、雨が降り続いている。
タイの各地、特に東北部イサーンでは洪水が発生し、大変なことになっている。
道路は川と化し、水深1m以上になってしまった、なんて土地もざらだ。
ニュースは連日、各地の被害状況を伝え、道を舟で行きかう人びとや、水田が水に浸かっている様子を映し出している。
各地で義捐金が集められ、王室は1千万バーツの援助を決定したらしい。
そんな厳しい状況下。あるタイ人は言った。
”バンコクも近いうちに大洪水に見舞われる。そして、海抜の低いこの地域は一気に沈んでしまう”と。
まぁ、未来予想の実際は別として、確かにバンコクは洪水が多い。ちょっと雨が降り続けば、すぐに道は水浸しになる。
そしてそれは、今も昔も変わらない。
そんな様子を伝えてくれるのが、冒頭であげた映像だ。
今から70年ほど前、1942年のバンコクにおける洪水被害を伝えるものである。
映像は、今もバンコクの観光名所として名高い場所を映している。
旧国会議事堂 → ラーマ5世騎馬像 → 王宮周辺 → 民主記念塔 → ファランポーン駅 → ヤワラート(中華街) → ラーマ6世像前 → アヌサワリーチャイ(戦勝記念塔) → 旧国会議事堂 、と。
当時の舟やバス、路面電車、街並み、そして人びと。
王宮周辺や中華街付近は人も多く、活気がある。
しかし、かつて僕が住んでいたアヌサワリー(戦勝記念塔)周辺の、何も無い情景には驚かされる。当時はこのあたりは街外れ、だったのだろう。
当然のことながら、街は大きく拡大、変貌したのだ。
とはいえ、映像に映し出されるタイ人たちの、ほのぼのとした人懐っこい笑顔。それはあまり変わっていない印象である。
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面白い映像でした。私は中華街やファランポーン駅周辺がすっごく好きで、バンコクに遊びに行ったときはよく向かいます。「戦時中の中華街付近はこんな感じだったんだ~」と思いました。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除そうですね。昔のバンコクの街並みや雰囲気が伝わる、いい映像だと思います。
撮影した人は素晴らしいですねぇ。