時代に即した勉強。電脳ビルでの、タイのお坊さん。

カオ・パンサーを無事に迎えたタイランド。

パンサー(雨安居)の期間中、お坊さんは寺に定住して修行にはげむと昨日、当ブログに書いた。



しかし、今日、イヤフォンを買うために、バンコク一の電脳ビル=パンティップ・プラザに赴いた際、たくさんのお坊さんを見かけた。

しかも、なぜか1~5Fの各階にて、その姿を見かけた。

お坊さんというのは、服装や髪型が同一で(まぁ、当然だが)、ある程度目立つが故に、もし、10人以上もいようものなら、なぜかビル全体が僧侶だらけのような錯覚に陥ってしまう。それだけ存在感があるのだ。



というわけで、ビル内で、様々なものを物色するお坊さんを見かけた。


DVDを物色するお坊さん。

何の内容かは見えなかったが、おそらく、仏教の説法に関するDVDだろう。

『24』とかではないはずだ。



パソコンを物色するお坊さん。

最近の仏教の説法は、パソコンを駆使したりするからだろう。

妙にPCに詳しいようで、店員に多くの質問を投げかけていた模様。言っておくが、値切っていたわけではない。勘違いしないでほしい。



音楽機器を物色するお坊さん。

これも、いろいろな説法や経を耳にするために、必須のアイテムだ。

音質にも、こだわりを持って当然である。



プリンターを物色するお坊さん。

在家の人びとへの印刷物の配布は、もはや常識だろう。

お坊さんが大きなプリンターの箱を持って寺に帰る姿など、想像する必要性はない。


など。


とまぁ、いずれも仏教に関係のあるものを選んでいるので、まったく問題はないのだろうが、でも、カオパンサーの翌日にいきなり・・・、という驚きは隠せなかった。

雨安居は、生物を踏み殺さないために、寺にこもって修行に励む、というのが決まりだったはずだからだ。



「昔と今はだいぶ違う。そんなに、厳格ではないのだ」

先生は、こう教えてくれた。



そうかぁ。僧侶の世界だって新たな時代に対応していかなくてはいけないんだ。

お坊さんは本当に日々、勉強に励む存在。つまり、新たな時代に即した勉強をしなくてはいけない!のだ。

なぁんてことを、思ったしだいである。



ちなみに、お坊さんの買い物シーンの写真はさすがに撮れなかった。

なんかお坊さんを撮るのは悪行な気がしたし、それに何より「こんなところを撮るな!」と一喝されそうな恐怖心があったからである。

僕は非常に気が小さいのである。



そして、余談ついでに、もう一つ。

イヤホンもなんだか種類が多すぎて、結局買わなかった。

僕は、優柔不断でもあるのだ。



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