近代と現代とタイ。バンコク・中央郵便局。

バンコク中央郵便局。

オリエンタルホテルやシャングリラホテルといった高級ホテルが立ち並ぶ一角にあり、郵便局自体、なかなか趣き深い建物だ。



1920~1930年代前半に流行したアール・デコ様式ってやつだろう。そんな気がする。だが、確証はない。


しばし建物を見つめる。

建築に詳しくはないが、それでも何か感じさせる、圧倒的なものがあった。文章や写真でうまく伝えることができない、自分の能力がはがゆい。


して、建物の内部に入ってみる。

内部はきれいだ。


照明がサイドに並べて取り付けられていて、なんともいえない雰囲気がかもし出されている。


郵便受付は、まるで飛行場のカウンターのよう。


現代的である。


送り先を書くところには、ポストのオブジェが陳列されている。


郵便局らしさの演出だ。


おや、郵便局のグッズ。


こういった郵便局人形は、昔からある。きっとそれなりの需要があるのだろう。


おっ、こっちは郵便ポスト。


なかなか、かっこいい。

少し買ってみようかとも思ったが、新聞を取ってないこと、そしてバンコクにて手紙が来たことなどほとんどないことに気づき、すぐに止めた。


あれ、仏像?


郵便局だろうが、関係ない。タイ人は敬虔なる仏教徒。仏像を借りる(タイ人は仏像を買うとは言わない)場所は、人が集まるところに自然と生まれるのだ。


”ヨーロッパの古き建築様式の赴きある建物に、現代的な部分と、タイ的な部分が同居する独特な空間、それが中央郵便局である”と今後は人々に説明することにしようと考えながら郵便局で用事を早々に済ませて、学校へと戻った。

まぁ、無論、もし尋ねられれば、の話だが。


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2 件のコメント:

  1. 日本に出張していたので、久しぶりのコメント投稿です。

    アール・デコ様式・・・。日本の丸の内近辺にも似たような建物がいくつかありますよね。世界を席巻した建築様式は、タイにも及んでいたんだな・・・と新鮮に感じました。東京駅そばで再開発中の東京中央郵便局とすこしだけ似ているかなと感じたりしましたけれどね。

    来月バンコクに出張するので、用事が終わって時間があったら立ち寄ってみたいと思いました。

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  2. ronyuiさん。
    いつもコメント、ありがとうございます。
    丸の内周辺、確かに似たような建築様式が多いですね。大学生の頃、見学に行った記憶があります。
    いい建物を見ると、知識は疎いながらも、「すごいなぁ」と感嘆してしまうものです。
    やはり文化は面白い!ですね。
    コメント、ありがとうございました。

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