バンコクでは、ゴミ出しが異常に楽チンだ。

日本のように、決まった曜日に分別されたゴミを出す、という制度ではない。

アパートの各階にある巨大なゴミ箱に、分別関係なくゴミを入れれば、それで完了なのだ。



まぁ、そんな楽な環境がゆえに、かつてパンツ一丁で部屋から閉め出されるという、ほろ苦い経験をしたこともある。(詳しくはコチラ

でも、それはまぁ、バンコクならではの経験であろう。



で、ゴミ出しが楽なのは、粗大ゴミにもいえるようだ。



長年愛用してきた、素敵な椅子。

しかし、ある日を境に、どうも、下部がグラついていた。


それでも気にせず、悠々と背にもたれかかり本を読んでいたら、突然の大破。




幸い怪我は無かったが、このせいで椅子に対する猜疑心というトラウマができたことは想像に難くない。


まぁ、それはともかく、長年愛用していた椅子を捨てることになったわけだが、ここで日本ならば粗大ゴミに連絡して、粗大ゴミ用シールを買って・・・といった面倒な手続きを踏まねばならない。

しかし、こちとらバンコク。

巨大ゴミ箱の前に置いておく。



果たして持って行ってくれるか、という不安を打ち消すように、数時間後には綺麗さっぱりなくなっている。

いやはや、なんとも、楽なバンコクのゴミ出し環境、である。



余談だが、かつて古くなった靴やらなにやらを捨てたことがある。

無論、いつものごとく、数時間後には綺麗さっぱりゴミ箱からなくなっていた。

ただ、そのあとアパートの警備員のおっちゃんが、アパート周辺で自転車を転がしながら臨時的に商売をしているのを見て驚いた。

売られていたのは僕の靴たちだった。

これもまた、一つのゴミ出し環境、かな。



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アヌサワリー(ビクトリーモニュメント:戦勝記念塔)に、医療関係のものを扱う店が何軒か並ぶ一角がある。



タイはなぜか、同じ系列の店が立ち並ぶケースが多い。

たとえば、スポーツ服屋ならスポーツ服屋が、材木屋なら材木屋が何軒も立ち並ぶのだ。



まぁ、それはさておき、この医療関係の店前には、ベッドや机、車椅子などが並べられている。



看板は、車椅子だ。



店名を見ると、シンハービールでおなじみの、シンハーの名。

系列なのだろうか?

詳細は不明である。



そして、このふくよかな女性の看板が意味するところもまた、不明。



そりゃ、道行くおっさんもチラリと見るはずである。


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トタン屋根の下。

彼女が彼氏の髪の毛を切ってあげている。

こういっちゃあなんだが、見た目、裕福とは言いがたい環境。(あくまでも想像だけど)


でも、それでも、なんだか幸せそうだ(これもあくまでも想像)。

どんな髪型に仕上がったって、2人は笑ってすますんじゃないか(これも・・・)。

そんな気がする。


まぁ、しつこいようだが、あくまでも勝手な想像だし、当の2人にとっては大きなお世話であろう。



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人々が仕事を終え、帰路につき始める頃、この串焼き屋台は現れる。


ビュンビュン走る車をバックに、手際よく焼いていく姿はもはや職人芸。

単純に排気ガスや煙を気にしてのことなのだろうが、付けられたマスクがまた職人らしさを助長させているかのようだ。


「どういう経緯でこの仕事をやっているの?何年ぐらいやっているの?」

そう聞こうかと思ったが、あまりに職人的雰囲気に過ぎて怖気づく。

「職人は多くを語らないもんだ」と勝手に決め込み、自分を納得させた。



黙って、串を見つめる。



暗い夜道で職人気質的にいちゃんが1人、黙々と焼き、煙が立ち込めているのを見ると、なんだかホッとする。

今日も変わらず煙が上がっているねぇ、て。



小さいことだけど、なんとなく幸せを感じさせてくれる。


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街中にひっそりと佇む、かぶり物屋。

なんという名称か分からない帽子が、沢山並んでいる。

昔の軍人が被ったりした物なんかもあるようだ。


その佇まいに惹かれ、中に入っていろいろと見たかったが、どうも入りにくいムード。

なんか、よく分からない軍人のヘルメットみたいのをノリで、あるいは推されて買ってしまっても、使い道がないだろうし。


妙に時代を感じさせるおっちゃんの人形が置かれるディスプレイを写真におさめるにとどめた。

一日の売り上げは計り知れない。



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バンコクのシンボルタワーともいえる、バイヨーク・スカイホテル。



バンコク一背が高いこのホテルは、街中を歩いていて、フトしたときに眺めることができる。

そしてバイヨークを見ると、妙にテンションがあがる。



「朝起きて、とりあえずタバコを吸いながらバイヨークを見ているだけで、本当に幸せな気持ちになる。タイに住んで、よかったなぁと思う瞬間・・・」

昔、近所に住む日本人の友人が僕に語った言葉だ。

朝一でタバコを吸うという行動以外は、共感できる。



やはり、バイヨークはバンコク・タイの象徴的存在である。

タイに住んでいることが日常化し、感覚が鈍化していくなかで、実はそれが格別に幸せなことであることを再確認させてくれる。

そう思えてならない。



そんなバイヨーク。

周辺は、四六時中活気にあふれ、賑わっている。

驚いたのは、朝の日の出の時間帯ですら人でごった返していたことだ。




沢山のテントの頭が山脈のように列をなし、その下を買い付けの人々が闊歩する。

バンコクのもつパワーが凝縮されているかのようだ。



タイの活気を誇示するバイヨークタワー。

だからこそ妙に、惹かれるのかもしれない。


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なんとも不思議な絵だ。

警備員が巨大なオブジェに挟まれながら、まじめに仕事をしている。

変なエヅラだ。



まぁ。それはさておき、ここバンコクアート&カルチャーセンター。

MBKの北側正面にある。

広い館内には、絵画などの芸術作品が並ぶ。




ちょっと芸術が分かる態をとりつつ、ブラブラと歩く。

だが、正直僕は、芸術とは縁遠い。

高価な作品を見ても、「そうなんだ~」くらいにしか思わないふしがある。



でも、”本物”が少しでもわかるようになるには、こうして直に見て感じることが必要だろう。

食だろうが、なんだろうがすべて、評価の高い”本物”に直に触れなければ、本物を見極める感性は育たない。

意識的に動かないと、目や舌は肥えない、のである。



センターを後にした僕は、「自分を肥やす、充実したアート鑑賞だった」なんて思いつつ、驚くほどジャンキーな食事をほおばった。


最高に旨かった。


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