灼熱、大学スポーツ大会のパレード。
最近タイは、異常に暑い。
30℃は越している。
「このままのペースでいくと、一年で一番暑い4月には40℃以上だ」と同僚が言っていた。
恐ろしい。
そんな暑さの中、昨日から、ナコンパトムの大学の先生や職員200人ほどがロッブリーにやってきている。
大学対抗スポーツ大会のためだ。
地方の大学らしい、のんびりした行事だ、と思う。
開会式が行われた昨日、少しだけ見に行くことに。
外に出ると、ジリジリと日差しが照りつけ、すぐに汗が噴き出す。
汗を拭きつつ、パレードの始まりの地点へ。
学部のおなじみの先生や職員たちが開始を待っていた。
「リョウタ。ほれ」
渡されたのは、サンバイザー。
暑さ対策である。
「お、ありがとう」
暑い日差しを少しでも遮る、サンバイザーを装着した。
「ほれ、これも」
渡されたのは、旗。
ということで、なぜか僕まで開会式のパレードの一員になってしまった。
「おい、おい。急すぎやしねえか」
そう思ったが、気の小さい僕は、断れない。
しかも、端から見れば、サンバイザーを装着して、やる気満々だ。
灼熱の太陽のもと、皆で旗をもって始まりを待つ。
20分ほど太陽にさらされる。
「軽く見学に」と思ったことを、思いっきり後悔する。
Yシャツは汗でびちょびちょだ。
パレードの行列はようやく出発し、旗をもって歩いた。
先生や職員対抗ということで、ギャラリーはほとんどいない。
学生たちも、「この暑い中大変だね」的な感じで、半笑いで眺めている。
そんな中、鼓笛の音に合わせて歩く。
鼓笛の音だけは、妙に軽快である。
開会式会場となる体育館につき、「これで太陽の暑さから少し身を守られる」と一安心したが、間違いだった。
体育館は蒸し風呂。無風。
旗をもつ僕や、他の方々の体力は急速に奪われた。
皆きっと一様に思っていたに違いない。
「諸関係者、どうか挨拶を手短に。で、早く終われ!」
それを示すかのように、なぜか万歳で終わった開会式の会場を出て行く皆の足取りは、そろって早かった。
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体育館へ入ってからの皆の願いは一つ!だったのですね(笑)。
返信削除日本でよくある無駄に長い式だったら熱中症で倒れてるかもですね。
それにしても暑いタイで”異常”に暑いとなるとホント来月とかどうなるんでしょう。
体調とか御気を付けて!
ありがとうございます。
返信削除かなり暑いので、仕事する気にならないところですが、でも負けずにやらねばですね。
ま、もうすぐソンクラーンで水遊びですし。笑