タイの市場で蜂の巣買い。巣ごと喰らう、死んで間もない蜂の味は…



市場が、けっこう好きだ。




色んな珍しい物や旨そうなものが売られ、見ていて楽しい、というのもある。

でも、それ以上に、市でやり取りされる、人間と人間の生のふれあいが心地いい。

これが好きな理由だ。


先日も、いつものメンツで、市場をブラブラした。



出来あいの料理だけじゃなく、その場で解体された生の肉や、まだまだ元気いっぱいのカエル等のゲテモノの類い、そして全く得体の知れない食べ物の匂いが、市場のなかのムワっとした熱気に入り交じり、鼻が刺激される。

市場の中はどことなくくたびれたムードをもちつつ、それでいて妙な活気と笑い声がある。



野菜のやり取り一つとってみても、言葉がかわされる。

何気ない言葉かもしれないが、心と心のやりとり。

虹の立つところに市が作られるとはよく言ったもので、やはり市場には一種独特なムードが流れているものだ。


で、しばらくブラブラしていると、売られていた蜂の巣。




これは、興味深い。

蜂の巣をよく見ると、死んだ蜂とともに、まだ生きてる蜂もいて、それが所狭しと動いている。




試しに、蜂の巣を購入してみる。

蜂の巣の芯の周りを、豪快にカットするおばちゃん。





「はじめて食べるのかい?これは甘くて美味しいよ。新鮮だよ。これはサービス」

おばちゃんは笑顔で巣をカットしながらおまけしてくれた。

市感満載。





こうして手に入れた、蜂の巣。

トローりたれるミツがなんとも美味しそう。



パクリと食べてみる。

濃厚な甘み。

ウマい!

でも、さすがに蜂が闊歩している周辺はさける。

実は虫にものすごく弱いのだ。



とはいえ…





いつものメンツでビールを飲みはじめ…

いつものように酔っぱらい…

楽しくなって…

で、結局、蜂を食べてみることに。

さすがにまだ生きてる蜂は横によけたが、死んだ蜂はそのまま巣と一緒に生で口に入れる。


エイ!と思い切って、蜂を噛んでみる。

グニャリ。

「ああ」っと僕のからだはくねる。


でも、よくよく味わってみると、それはなんともミルキー。

ちょっとオイリーなミルクだったのである。

死んで間もない蜂の、お味。

なかなか悪くないが、別にデイリーで食べようとは思わない。


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2 件のコメント:

  1. やっぱり蜂は「ああ」って感じなりますかー(笑)。
    それにしても巣をこんなふうに売ってるなんて何とも豪快で良いですね。
    市場は楽しくて私も大好きだなぁ~。私がタイの市場で見た得体の知れないモノ
    色がドス黒くて雑巾でも似てる(匂いもまさしく雑巾?ゴム?)て感じの・・。
    未だにあれが食べ物か何だったのか・・・。まぁ何せ雑多な感じが面白い。

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  2. phimaiさん
    あの食感は「ああ」ってなりますよ。やはり。
    Phimaiさんも、今度挑戦してみて下さい。蜂。
    あと、ついでにその雑巾っぽいっていうやつも…笑
    市場は奥が深いですね〜。

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