”Thai Photography NOW”写真展のパーティー。 

先日、タイ人の写真家が集まったパーティーに参加した。


「Thai Photography NOW」と題した写真展のオープニングとして開催されたパーティーだ。

写真展は、銀座のニコンサロンなどテーマごとに3箇所のギャラリーで開催され、タイ写真界で活躍する13人の写真家の作品が展示されている。(詳しくは、http://www.psj.or.jp/gekkan/schedule/kikaku2010-2.html)


友人とニコンサロンに到着すると、もうパーティも終盤に差し掛かっていたこともあって、参加者は一様に赤い顔をしていた。

”チャーンビール”が置かれていて、それを皆飲んでいたわけだ。


ということで、僕らもニンマリしながら、さっそく一本。

うーん。やっぱり美味しい。


また、不思議なもので、パーティーの行われた部屋も、タイで感じるにおいで充満している。

そのため、日本に一時帰国してからそんなに時がたっていないというのに、なんだか無性にタイが懐かしくなった。

タイで過ごす日々が、ものすごい過去のこと、あるいは夢の中のことのように感じた。

この感覚は、日本に一時帰国しているとき、いつも持つ。

”タイに住む自分”というものの現実味が急速に薄れるのだ。

やはりタイに住んでいることは、自分にとって極めて特別で、ありがたいことなんだろう。タイに魅了される一つの理由かもしれない。


さて、パーティーでは多くの写真家がいたようだが、その中で少し話をしたのは、ガムトーン・パオワッタナースック氏(kamthorn Paowattanasuk)だ。

氏は相当にベロベロに酔いつつも、僕に仏教寺院の写真の紹介や、そこを取り続ける意味などを熱く話してくださった。

また、最近の一連の赤服と政府の争いを心から嘆き、「同じタイ人なのに…争いあってはいけない」と語った。ベロベロに酔ってたが、きちんとしたことを言っていた。

パンフレットによると、氏の写真は、きらびやかな仏教寺院を被写体とし、これら寺院が信仰の中心としてのものではなく、客寄せとしての寺院になっているのではないか、という問題提起をしているそうだ。気になるので、見に行こうかと思う。


氏の写真は、新宿の近代ビル3Fで、「Thai Photography NPW Part-Ⅲ」のブースに展示されている。

11日(金)までなので、急がなくちゃ。

ちなみに同ブースでは、スラット・オーサダーヌクロ氏(Surat Osathanugrah)の写真も展示されているようだ。氏の写真は、パンフレットで見る限り雰囲気があって、僕は好きだ。


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