慢性、交通渋滞のバンコク。
でも、陸路が主流になり始めたなんてのは、19世紀末以降の話。(坪内良博『バンコク1883年―水の都から陸の都市へ』)
それまでは水路の張り巡らされた都だった。
バンコクをブラブラしてれば、色々な場面で今も彼らの生活が水と密着していることを感じるもんである。
「相変わらず、チャオプラヤー川はいいなぁ」
そんな思いで川を眺めていると、ある夫婦が小船でやってきた。
何かと思い見ていると、どうやらスルメ売り。
イカを小舟の上であぶり、川沿いのレストランで食事をする客に売るのだ。
イカを炙り終えると、主人は竿を取り出した。
先には網。
イカもお金もすべての受け渡しがこれで済まされる。
大きな船がチャオプラヤー川を通るたび、夫婦の小さな船は揺れた。
そのたびに夫婦は半笑いで、うまくバランスを取りながらセッセとイカを炙る。
しかも、これが結構売れているのである。
夫婦は川沿いのレストランで一仕事終えると、次の場所へ移動。
仕事場からチャオプラヤーの夕焼けを眺めるなんて、いいね。
ところで、所場代は誰に払うんだろうか?
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