70年前のバンコク大洪水映像を撮った男の話が、なぜか”密林のコブラ”宣伝の愉快性に着地してしまう友人のこと。



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(若き日のテー。タイのディカプリオ的だ。source:http://bit.ly/sJXgSB)



 「テー・プラガートウィティサーンのこと知りたいんだけど・・・」

タイの友人に電話した。



「誰だそれ?」

「去年、俺がYouTubeにアップした1942年のバンコクの洪水映像、覚えている?」





「ああ、あったな。そんなの。なんかご陽気な雰囲気のアレだろ?」



「そうそう。タイ人はこんな時も悲壮感が無くていいな、なんて話して。お前が爆笑してたアレだよ」

「ハッハッハ・・・」

相変わらず笑っている。



「あの映像を撮ったのがそのテーという人で。どうも、”タイ王国・国家芸術家”にも認定されてるというから、有名なのかなと思ってさ。それでお前に聞いてみようと」

「うーん。テー・プラガートウィティサーンねぇ。チューレン(あだ名)は?」

そんなもん知るはずがない。



「どんなことやったんだ?」

「彼は1918年にラーチャブリー県に生まれ、工芸学校に学び写真家へ。で、従軍カメラマンとして政府に仕えていた時期もあったらしい」

ウィキペディアにのっていた情報を伝える。

「ほうほう」



「で、新聞のカメラマンになったり、いろいろな映画制作にも携わってみたりと。映画としては、สุภาพบุรุษเสือไทย、 เสือดำ、 เสือใบ、 เสือมเหศวร、 สาวเครือฟ้า、 ปาหนัน、 เห่าดงなんてのがあったようだ」

「おい、おい。古い映画だな。知らないわ。

ちょっと待てよ・・・・」

PCで調べているようだ。

このへんのフットワークの軽さが、彼の魅力である。



「ああリョウタ、เห่าดงのCMがYou Tubeにアップされているぞ」

早速、指定されたURLを開いてみる。





「な、なんだ、こりゃ?」

เห่าดง(ハオドン)は「密林のコブラ」って意味だが、うーん。

なんだ、この宣伝は。



映像の随所に挟み込まれるコブラ画像。本物もあれば複製、漫画タッチもある。

そして、女性のコンクール模様や、変なおっさんのドアップ写真。

なぜか犬の吠えた画像があったり。

で、ラストはコブラの酒って。

なんとも風変わりなCM。

しかも曲がまた不明だ。



「おい、おい。なんだよ。これ。笑」

「ハッハッハ。タイ人の俺でもちょっと意味が分からない作りだな。ハッハッハ・・・」



「女性がコブラの絵が書かれた服をまとって拳銃を構えてるけど、あれが悪党を倒すときに着る制服みたいなもんなのか?」

「そうだな。日本のウルトラマンみたいなもんだろ」

タイ人の間でもウルトラマンは知られている。



その後、ああだこうだと、二人でおしゃべり。

「いやぁ、笑った笑った。じゃあ、そろそろ切るな」

「ああ、ありがとうな。じゃあ、また」



電話を切り、再度、ボーとCMを見つめる。

「あれ?なんのために電話したんだっけ?」



彼はフットワークが軽くて魅力的。

だが、話がいろいろなところに展開し、変なところに着地してしまうフシがある。

それも彼の魅力の一つといってしまえば、それまでである。


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