学生のために



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先日お会いした、我がブログのことを隅々まで知る方

「ブログで見るロッブリーを実際に見てみたい!」

と言う。

ということで、さっそく先日、来ていただいた。


実はこの方、バンコクで先生をされている。

だから「せっかく来ていただくからには学生のために授業を」と願い出て、僕の授業の一部の時間、担当していただいた。

「3時間、全部お願いします」と言ってみたが、それはさすがに断られたのである。


結果としては、やはり学生のためにとてもよかったと思う。



今、学科にいる日本人は、僕一人である。

学生は、僕の日本語しか聴く機会がない。

しかし、僕はどちらかといえば早口で、あまり気を使った喋り方をしない。

話し言葉、満載である。

「さっびぃ〜」とか言えば、「寒い」という単語で覚えている学生からすれば、? ということになる。


しかし、担当していた方は、僕よりきれいな日本語で、ゆっくりと話す。

なんとも聞き心地がいい。

学生も

「リョウタ先生より聞きやすい。リョウタ先生とチェンジで」

てなことを言う。


スピードだけでなく、男性と女性の話し方も違うであろう。


やはり、学生のために一番良いのは、学科に男女の先生がいることだと感じる。

聞き取りやすくて、優しい女性の言葉と、社会に出れば上司になることの多い男性の言葉。

この両者の日本語を聴ける機会が、学生には必要だなあ、と。


ということで、今回は本当にありがとうございました。(たぶん、ブログ読まれていると思うので)

次にいらしたときこそは、3時間丸々お願いします!


最後に、これはあくまでも学生のためであって、決して僕が楽したいというわけではないことだけ、付言しておく。





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教え子



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こちらロッブリーにきて、もう2年半以上が過ぎた。

僕が初めて、このロッブリーの教壇に立った時の学生も、ついに会社への実習に行ってしまった。

彼らの講義を受けもつことが多く、また飯やら酒やら、祭りやら、と様々に遊んだ仲なので、なんだか寂しい。


実習を間近にひかえていた頃、彼らをバンコクの図書館へ連れて行った。

目的は卒業小論文の資料調査。


「電車でバンコクに行きたい」という彼らの要望に答えて、向かう。


ロッブリーの駅に集合した彼らは、相変わらずうるさい。

バンコク行きの電車では出発前から、一人の学生が間に合うか否かで大騒ぎ。


バスもワイワイとうるさい。


お目当の本がタマサートがなかったために、急遽、国際交流基金へと向かうトゥクトゥクも同様である。



しかし夕方になって、さすがに疲れた女子たちは、帰りはバンで帰った。

男たちだけ、電車だ。

窓を全開にして、ガタンガタンと大きな音をたてる薄暗い電車の中で、他愛もない話をする。



電車がロッブリーに着いた時にはすっかり夜も更けていた。


ロッブリー駅周辺には、屋台が並ぶ。

そこで、1人の学生と一杯飲んで帰ることに。

自分はこれまで、いつも目上の先生にご馳走になってきた。

それが、逆の立場として振舞わなければならない。

これまでの先生方の所作を思い起こす。

しかし、なかなか、先生方のようにはいかない気がする。


そんなことを思いつつも、気分良くなってきた時、学生が言った。

「先生。僕はあまり勉強を真面目にしてこなかったです。たぶん、もっと真面目にやれば、もっと上手になったけど…。そのことはごめんなさい。

でも、先生とたくさん勉強できたこと、すごくよかったと思っています。本当にたくさん教えてもらいました。ありがとう、先生」


彼はクラスでも1、2位を争う日本語能力。

特に日本語でのプレゼンをさせれば、一番うまかった。

そんな彼がこう言った。

先生と言われることは、今でもむず痒いんだけど、それでも少し泣きそうになる。


彼らが実習から帰ってきたら、卒業論文を指導して、提出をさせて。

そうして、彼らは卒業していく。

最後の挨拶、泣かないでうまく言える自信は、あまりない。







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実物



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「うわぁ。実物だぁ。すごーい」

そう、言われたのは、人生で初めてだ。

この一向に更新されないブログを、長年にわたって読んでいてくださっている、という方にバンコクでお会いしたのである。


そうは言っても、「まぁ、ちょいちょい読んでいるくらいだろう」と思いきや、話してみて驚かされる。


僕が熱っぽく語れば、先方はその話の先を知っている。

あれ?と問えば、

「だって、ブログにも書かれてましたよ〜」

なんて言われる。


「了太さんが書いていたあのことなんですけど…」

おや?そんなこと書いたっけ?

正直、僕はブログに書いたことすら覚えていない。


ある意味、僕以上に、僕の過去を知っている方なのである。


もしかして、エレベーター パンツ一丁裸足男 という醜態をさらした記事も覚えているのだろうか。

そこはあえて聞かなかった。


「今日は更新されてないか、今日こそは更新されてないかと、毎晩見ているんですよ」

そんな嬉しい言葉をいただき、気分良くウイスキーを一本空けた。



で、こうして今年一発目を華々しく更新している。

本年も、よろしくお願いします。


今年こそ、「あいつは更新の鬼だな」と評されることを目指しているのだが、もしかしたらその方に言われるかもしれない。

「毎年、年初めには、同じようなことを言ってますよ」って。




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