ローイクラトーンの先日、チェンマイではイーペン祭りが行われた。

チェンマイではコムローイの打ち上げが有名で、それをみなで一斉に飛ばすというメージョー大学にバイクを飛ばした。

会場に入るにはなんと4000バーツもかかり、なおかつそのチケットもとうに売り切れていたので、その周辺からコムローイの一斉打ち上げをみた。


夜、8時。

歓声とともに、無数のコムローイが打ち上がった。



なんとも、幻想的。

強い光をはなつスーパームーンの周りに、たくさんの星がちりばめられたようだった。




実際に打ち上げて、下から夜空へとのぼっていく無数のコームローイをみたら、さぞかし感動的であろう。

来年こそは、やってみよう。

4000バーツで体験を買おう。


さて、盛り上がる会場の片隅で、ソーセージを売るおっちゃんがいた。

20バーツ分を注文すると、大量のソーセージをいれてくれた。

「チェンマイの人ですか?」

「いいや、イサーン。ノーンカーイから来たんだ」

ノーンカーイといえば、7月にラオス・ビエンチャンにビザを取りに行った時に降り立った、ラオスとタイの国境県だ。

多くの山を超えて、チェンマイから10時間近くかかる。

おっちゃんは、そんな道のりを、ソーセージを焼く為のバイクに乗ってきたのだろうか。


「この日の為に来たのですか?」

「ああ、そうだよ」

ニコリと、おっちゃんは笑った。

あの道のりを超え、仕込みを終えて、ノーンカーイの家族を支えるために、こうして売っている。

コムローイをバックに、おっちゃんは妙にカッコいい。



優しい味のソーセージ。

期間中たくさん売れて、ノーンカーイの家族のもとに無事帰ってほしい。

ところで実は、家族の話は全くしていないので、その点はあくまでも想像にすぎない。






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